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NBA

デビュー2戦目で本領発揮したウェンバンヤマが“初戦の不調の理由”を告白「この1か月は全然バスケができなかった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.07.10

この1か月、ウェンバンヤマは多忙でほとんどバスケに時間を割けなかったようだ。(C)Getty Images

この1か月、ウェンバンヤマは多忙でほとんどバスケに時間を割けなかったようだ。(C)Getty Images

 現地時間7月9日(日本時間10日、日付は以下同)に行なわれたサンアントニオ・スパーズとポートランド・トレイルブレイザーズによるサマーリーグの試合は、85-80でブレイザーズが勝利を収めた。

 注目の怪物ルーキー、ヴィクター・ウェンバンヤマは26分57秒のプレータイムで27得点(フィールドゴール9/14、3ポイント2/4、フリースロー7/12)、12リバウンド、3ブロックと躍動。不発に終わったデビュー戦から一転、ドラ1の本領を発揮しファンを喜ばせた。

 なぜウェンバンヤマはバウンスバックすることができたのか。試合後の会見で“フランスの至宝”は、デビュー戦が低調だった理由を語った。

「この1か月、僕のスケジュールの中でバスケットボールに割けた時間は50%にも満たなかったと思う。耐えられないよ。人生において特別な瞬間だったことはわかっているけど、ようやく落ち着いてよかった。ただバスケがしたいだけなんだ」

 ドラフト指名される直前から今日に至るまで、あまりプレーできる時間が取れなかったほど多忙を極めていたというウェンバンヤマ。日々メディアに追い回され、さらには大物歌手ブリトニー・スピアーズとのトラブルも取り沙汰されるなど、コート外での様々な出来事に辟易している部分もあるのだろう。このサマーリーグが終わった後は“隠遁生活”を送ることを示唆した。
 
「ワールドカップには出場しないので、これから2、3か月は僕の人生を変えるような素晴らしい日々になる。正直なところ、今後数か月はメディアの前から姿を消すことになるだろうね」

 また、前日にスパーズはグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)と5年の延長契約を締結したと発表。リーグ史に残る名伯楽の下でキャリア初期を過ごせることに、ウェンバンヤマも喜びを語っている。

「彼とフランチャイズが、この(ウェンバンヤマを軸に再建する)プロジェクトに注力してくれることの表われだ。素晴らしいことが起きている。こうなることはなんとなくわかっていたけど、これでスタートできるよ」

 名将ポポビッチHCの下、ウェンバンヤマはスパーズを再び常勝球団に押し上げることができるのか。怪物ルーキーとリーグ屈指の名門の今後に注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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