バスケW杯

【バスケW杯】19歳のサプライズ選出はあるか!?ジェイコブス晶にホーバスHCも太鼓判「ポテンシャルがすごく高い」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.07.14

先日のU19W杯で日本を史上最高の8位に導いたジェイコブス。勢いそのままに、フル代表入りも目指す。写真:滝川敏行

 7月13日、今夏に沖縄を含むアジア3会場で開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に臨む日本代表が、メディアに向けて一部練習を公開。今月22日と23日の韓国遠征に向けて、直前合宿をスタートさせた。

 この合宿には8日と9日に静岡で行なわれたチャイニーズ・タイペイ戦に出場した13人を含む17人が参加。コート上にはホーバス・ジャパンに新たな風を吹き込んでくれそうな新星の姿もあった。今代表候補で最年少の19歳、ジェイコブス晶(あきら)だ。

 横浜ビー・コルセアーズからオーストラリアのNBAグローバルアカデミーへと進んだ期待の星は、今月2日までハンガリーで行なわれていたU19ワールドカップで、日本を史上初となるベスト8に牽引。準々決勝のアメリカ戦では両チーム最多の20得点をあげるなど、大会5位の平均17.0点をマークした。

 帰国直後に休む間もなくフル代表の合宿に合流。当初は疲労を考慮し練習への参加を控えていたというが、この日は5vs5の実戦練習で先輩たちに混ざり、得意の3ポイントや躍動感あふれるダンクで猛アピールしてみせた。
 
 203cm・91kgの体躯に、力強さとスピードも兼備。ポジションはシューティングガードからパワーフォーワードまでこなすことができる。

 練習後、トム・ホーバスHCも「彼は朝早くから練習に来てシューティングをしています。オフェンスのフォーメーションもすぐに覚えて、頭の回転も速い」と太鼓判。「まだまだ勉強中で、(ガード相手の)ディフェンスができるかどうかを見ている」と当面は4番(パワーフォワード)での起用を示唆したが、「ポテンシャルがすごく高い選手」と期待を寄せた。

 ワールドカップの最終メンバーに残れるのは12人。指揮官は韓国遠征までに「1人、2人絞る」と語り、「(韓国遠征に)行けない人は厳しいかもしれない」と言及した。

 狭き門をめぐるサバイバルが続くなか、次代を担う19歳の"サプライズ選出"はあるのか。引き続き注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
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