現地時間8月6日、ロサンゼルス・レイカーズがアンソニー・デイビスと延長契約を結んだことを正式に発表した。
米スポーツ専門局『ESPN』は4日、デイビスの代理人を務める『Klutch Sports』のCEOリッチ・ポールが、3年1億8600万ドル(約264億1200万円)というMAX額の延長契約に合意したと伝えていた。
2025-26シーズンから適用されるこの延長契約は、平均でなんと6200万ドル(約88億円)と超高額。これは平均年俸としてはNBA史上最高額となる。
「バスケットボール界で有数の攻守両面に優れた選手と契約を延長でき、レイカーズ・ネイションにとって誇らしい1日となりました」
バスケットボール運営部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのロブ・ペリンカがそう語った通り、デイビスはリーグ最高級の選手と言っていい。
レイカーズ在籍4年目となった昨季は56試合に出場して平均25.9点、12.5リバウンド、2.6アシスト、1.05スティール、2.04ブロックにフィールドゴール成功率56.3%をマーク。
自身5度目のプレーオフでは、16試合の出場で平均22.6点、14.1リバウンド、2.6アシスト、1.38スティール、3.13ブロックに同成功率52.0%の活躍でチームをカンファレンス決勝まで導いた。
そんななか、8日に公開されたブランドン"スクープB"ロビンソンの番組『Scoop B Selects』に、1987、88、2000年にレイカーズで3度の優勝を経験したAC・グリーンが出演。
80年代中盤から2000年代初頭までの16シーズンをパワーフォワード(PF)としてプレーしたグリーンは、1278試合で平均9.6点、7.4リバウンドという通算成績が示すように決してスーパースターではなかったが、86年11月から01年の引退まで、1192試合連続出場という金字塔を打ち立てた鉄人として知られる。
そんなレイカーズOBがデイビスと比較したのは、3人のレジェンドPFだった。
「AD(デイビス)にはダーク・ノビツキーのような面がある。それにペイントエリアではパワーという点で、カール・マローンのような面もあるね。ビッグマンとして支配的なプレーをし、大きな影響を及ぼしてきた彼らのようだ。ケビン・ガーネットもパワフルな選手だったが、ペリメーターでもプレーし、自身のスタイルを確立した。彼(デイビス)もそうなるだろうね」
208cm・115kgの体格を誇るデイビスは、ペイントエリアで力強いプレーを見せる一方、ボールハンドリングとシュート力も兼備しており、ドライブからフィニッシュ、あるいは外角から柔らかいジャンパーを決め切ることができる。
高さを生かして繰り出すジャンパーはノビツキーのようにスムースで、ガードのように素早い方向転換やスピンムーブも持ち合わせている。攻守の万能ぶりはガーネットを彷彿とさせ、マローンのように安心してフィニッシャーを託せる選手と言えるだろう。
今年3月に30歳を迎えたデイビスは、レブロン・ジェームズらとともに昨季達成できなかったリーグ制覇を目指す。"パープル&ゴールド"のユニフォームを身にまとい、球団史上18度目のチャンピオンシップをもたらすことができるか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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2025-26シーズンから適用されるこの延長契約は、平均でなんと6200万ドル(約88億円)と超高額。これは平均年俸としてはNBA史上最高額となる。
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バスケットボール運営部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのロブ・ペリンカがそう語った通り、デイビスはリーグ最高級の選手と言っていい。
レイカーズ在籍4年目となった昨季は56試合に出場して平均25.9点、12.5リバウンド、2.6アシスト、1.05スティール、2.04ブロックにフィールドゴール成功率56.3%をマーク。
自身5度目のプレーオフでは、16試合の出場で平均22.6点、14.1リバウンド、2.6アシスト、1.38スティール、3.13ブロックに同成功率52.0%の活躍でチームをカンファレンス決勝まで導いた。
そんななか、8日に公開されたブランドン"スクープB"ロビンソンの番組『Scoop B Selects』に、1987、88、2000年にレイカーズで3度の優勝を経験したAC・グリーンが出演。
80年代中盤から2000年代初頭までの16シーズンをパワーフォワード(PF)としてプレーしたグリーンは、1278試合で平均9.6点、7.4リバウンドという通算成績が示すように決してスーパースターではなかったが、86年11月から01年の引退まで、1192試合連続出場という金字塔を打ち立てた鉄人として知られる。
そんなレイカーズOBがデイビスと比較したのは、3人のレジェンドPFだった。
「AD(デイビス)にはダーク・ノビツキーのような面がある。それにペイントエリアではパワーという点で、カール・マローンのような面もあるね。ビッグマンとして支配的なプレーをし、大きな影響を及ぼしてきた彼らのようだ。ケビン・ガーネットもパワフルな選手だったが、ペリメーターでもプレーし、自身のスタイルを確立した。彼(デイビス)もそうなるだろうね」
208cm・115kgの体格を誇るデイビスは、ペイントエリアで力強いプレーを見せる一方、ボールハンドリングとシュート力も兼備しており、ドライブからフィニッシュ、あるいは外角から柔らかいジャンパーを決め切ることができる。
高さを生かして繰り出すジャンパーはノビツキーのようにスムースで、ガードのように素早い方向転換やスピンムーブも持ち合わせている。攻守の万能ぶりはガーネットを彷彿とさせ、マローンのように安心してフィニッシャーを託せる選手と言えるだろう。
今年3月に30歳を迎えたデイビスは、レブロン・ジェームズらとともに昨季達成できなかったリーグ制覇を目指す。"パープル&ゴールド"のユニフォームを身にまとい、球団史上18度目のチャンピオンシップをもたらすことができるか注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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