先週末にアメリカのアイダホ州コーダレーンで開催された『The Showcase celebrity golf exhibition』に、元ロサンゼルス・レイカーズのバイロン・スコットとロン・ハーパーが参加した。
スコットは1983年からNBAで14シーズンをプレーし、レイカーズで3度の優勝を勝ち取ったシューティングガード。現役引退後はコーチへ転身し、ニュージャージー(現ブルックリン)ネッツやニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、レイカーズなどで指揮官を務めた。
一方のハーパーは、1986年から2001年までNBAでプレー。クリーブランド・キャバリアーズとロサンゼルス・クリッパーズではスコアラーとして活躍したが、1994年のシカゴ・ブルズ移籍を機にディフェンダーへ転身。これが奏功し、ブルズで3度、レイカーズで2度の優勝を経験した。現在は息子ハーパーJr.がトロント・ラプターズでプレーしている。
8月1日(日本時間2日)に米メディア『The Spokesman-Review』へ公開された記事のなかで、両者はゴンザガ大出身の2選手に期待を寄せていた。
現在、リーグではドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス)やケリー・オリニク(ユタ・ジャズ)、ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ)、ジェイレン・サッグス(オーランド・マジック)といったゴンザガ大出身者がプレーしているが、両者が挙げたのはチェット・ホルムグレン(オクラホマシティ・サンダー)と八村塁(レイカーズ)だった。
ルーキーイヤーとなった昨季を足のケガで全休したホルムグレンは、今季ついにNBAデビューを迎える。若手揃いのサンダーで先発起用が予想される21歳について、「彼はすごくいい若者だ。それに一生懸命プレーするし、彼を見ていると本当にバスケットボールが大好きなんだなと思う」とハーパーは言う。
「彼はゲームへ復帰すべく、ものすごくハードに練習を積んできた。若手が集まるチームで、いいキャリアを送るように見えるね。あのチームには有能なコーチングスタッフもいる。あのチームがどこまで良くなっていくか興味深いね」(ハーパー)
スコットは、昨季途中にワシントン・ウィザーズからレイカーズへ移籍し、プレーオフで上位進出に貢献した八村を次のように称えていた。
「昨季の彼は見事な仕事をこなしていた。彼はこれからも成長し、バスケットボール選手としてもっと上手くなっていくだろう。今季のレイカーズはもっと良くなる。彼のような若い選手たちの成長は、観ていて楽しいだろうね。私は今シーズン、彼らのプレーを観ることを楽しみにしているんだ」
キャリア4年目の昨季、レイカーズでローテーションの一角を担った八村は、プレーオフ16試合で平均12.2点、3.6リバウンドにフィールドゴール成功率55.7%、3ポイント成功率48.7%(平均1.2本成功)をマークし、スーパーサブとして躍動した。
今夏にレイカーズと再契約を結んだ日本のエースは、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の出場は辞退したが、フィル・ハンディAC(アシスタントコーチ)の下でワークアウトを重ねており、充実したオフシーズンを送っている。
昨季のレイカーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスにジャレッド・ヴァンダービルトがフロントコートの先発を務めたが、八村がさらなる成長を遂げることができれば、スタメン入りしてもおかしくはない。
今季NBAデビューするホルムグレン、キャリア5年目に臨む八村のパフォーマンスに期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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スコットは1983年からNBAで14シーズンをプレーし、レイカーズで3度の優勝を勝ち取ったシューティングガード。現役引退後はコーチへ転身し、ニュージャージー(現ブルックリン)ネッツやニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、レイカーズなどで指揮官を務めた。
一方のハーパーは、1986年から2001年までNBAでプレー。クリーブランド・キャバリアーズとロサンゼルス・クリッパーズではスコアラーとして活躍したが、1994年のシカゴ・ブルズ移籍を機にディフェンダーへ転身。これが奏功し、ブルズで3度、レイカーズで2度の優勝を経験した。現在は息子ハーパーJr.がトロント・ラプターズでプレーしている。
8月1日(日本時間2日)に米メディア『The Spokesman-Review』へ公開された記事のなかで、両者はゴンザガ大出身の2選手に期待を寄せていた。
現在、リーグではドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス)やケリー・オリニク(ユタ・ジャズ)、ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ)、ジェイレン・サッグス(オーランド・マジック)といったゴンザガ大出身者がプレーしているが、両者が挙げたのはチェット・ホルムグレン(オクラホマシティ・サンダー)と八村塁(レイカーズ)だった。
ルーキーイヤーとなった昨季を足のケガで全休したホルムグレンは、今季ついにNBAデビューを迎える。若手揃いのサンダーで先発起用が予想される21歳について、「彼はすごくいい若者だ。それに一生懸命プレーするし、彼を見ていると本当にバスケットボールが大好きなんだなと思う」とハーパーは言う。
「彼はゲームへ復帰すべく、ものすごくハードに練習を積んできた。若手が集まるチームで、いいキャリアを送るように見えるね。あのチームには有能なコーチングスタッフもいる。あのチームがどこまで良くなっていくか興味深いね」(ハーパー)
スコットは、昨季途中にワシントン・ウィザーズからレイカーズへ移籍し、プレーオフで上位進出に貢献した八村を次のように称えていた。
「昨季の彼は見事な仕事をこなしていた。彼はこれからも成長し、バスケットボール選手としてもっと上手くなっていくだろう。今季のレイカーズはもっと良くなる。彼のような若い選手たちの成長は、観ていて楽しいだろうね。私は今シーズン、彼らのプレーを観ることを楽しみにしているんだ」
キャリア4年目の昨季、レイカーズでローテーションの一角を担った八村は、プレーオフ16試合で平均12.2点、3.6リバウンドにフィールドゴール成功率55.7%、3ポイント成功率48.7%(平均1.2本成功)をマークし、スーパーサブとして躍動した。
今夏にレイカーズと再契約を結んだ日本のエースは、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の出場は辞退したが、フィル・ハンディAC(アシスタントコーチ)の下でワークアウトを重ねており、充実したオフシーズンを送っている。
昨季のレイカーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスにジャレッド・ヴァンダービルトがフロントコートの先発を務めたが、八村がさらなる成長を遂げることができれば、スタメン入りしてもおかしくはない。
今季NBAデビューするホルムグレン、キャリア5年目に臨む八村のパフォーマンスに期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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