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NBA

「主役として勝ちたかった。その後どうなろうともね」殿堂入りのウェイドが初優勝時の“特別な想い”を明かす<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.08.14

3度のリーグ制覇を果たしたウェイド。そのなかでも、初優勝に特別な思い入れがあるようだ。(C)Getty Images

3度のリーグ制覇を果たしたウェイド。そのなかでも、初優勝に特別な思い入れがあるようだ。(C)Getty Images

 現地時間8月12日(日本時間13日、日付は以下同)、マサチューセッツ州スプリングフィールドにあるシンフォニー・ホールで行われた式典で、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)を含む計11名と1チームがバスケットボール殿堂入りを飾った。

 2003年のドラフト1巡目5位でヒートから指名されたウェイドは、ヒート、シカゴ・ブルズ、クリーブランド・キャバリアーズで計16シーズンをプレーした193cm・100kgのシューティングガード。レギュラーシーズン通算1054試合で平均22.0点、4.7リバウンド、5.4アシスト、1.5スティールをマークし、候補初ノミネートで見事に殿堂入りを果たした。

 同年のドラフト組としては、ヒート時代のチームメイトで、1巡目4位指名でNBA入りしたクリス・ボッシュ(2021年)に次いで2人目。この年のドラフト組は、計9選手をオールスターへ送り込むなど史上最高級の豊作年として知られ、キャリア21年目を迎えるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、今年5月末に引退を表明したカーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)も殿堂入りが確実視されている。
 
 ウェイドは殿堂入り式典でプレゼンターを務めた“背番号3”の大先輩、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか/2016年に殿堂入り)へ「私は心の底から思っています。あなたはカルチャーであり、みんなが大好きで誰もがあなたに感謝しています」と口にしていた。

 1988-89シーズンからNBAへ参入したヒートは、昨季までの36シーズンで計7度ファイナルへ進出し、3度リーグ制覇。選手としてそれらの優勝すべてを手にしてきたのはウェイドと、先日20シーズンのキャリアに幕を下ろしたユドニス・ハズレムのみだ。

 なかでもウェイドは2006年の初優勝時にファイナルMVPを受賞したほか、2012、13年の連覇達成時にはレブロン、ボッシュとのビッグ3を形成。‟ヒート・カルチャー“の体現者として絶大な貢献を見せてきた。

 13日に地元メディア『Miami Herald』へ公開された記事のなかで、3度のうちどの優勝を気に入っているかと聞かれたウェイドは、球団史上初優勝を挙げていた。
 
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