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NBA

ウェイド、ピッペン、ガーネットらレジェンド揃い!NBAの歴代ベスト“ドラフト5位チーム”を選定<DUNKSHOOT>

出野哲也

2022.04.08

歴代のドラフト5位指名には、ウェイド(右)、ピッペン(左上)、ガーネット&アレン(左下)ら多くの名選手が名を連ねる。(C)Getty Images

歴代のドラフト5位指名には、ウェイド(右)、ピッペン(左上)、ガーネット&アレン(左下)ら多くの名選手が名を連ねる。(C)Getty Images

 1946年に創設されたNBAは、翌47年からドラフト制度を開始させ、時代によってルールを変えながら現在に至っている。

 昨年7月までに計75回のドラフトが行なわれてきたが、年代関係なく指名順位に限定してチームを結成した場合、その顔ぶれはどうなるのか。今回は過去4回に続き、「ドラフト5位指名」の最強チームを、アメリカンスポーツに精通する識者に選んでもらった。

【ポイントガード】
ウォルト・フレイジャー

1945年3月29日生。193cm・91kg
1967年ドラフト5位
キャリアスタッツ:825試合、平均18.9点、5.9リバウンド、6.1アシスト

 近年は、ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス/2017年)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス/2018年)、ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ/2019年)と3年連続で優秀なPGが5位で指名されている。だが現時点ではまだ、フレイジャーの域には誰も達していない。

 1967年のドラフト5位で、サザンイリノイ大学からニューヨーク・ニックスに指名され入団。6位でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)が指名する予定で、事前に契約交渉もしていたのでニックスの指名には驚いたと言う。

 オールディフェンシブ1stチームに7回選ばれた守備の名手で、攻撃でも69-70シーズンから6年連続平均20点以上。ニックスが初優勝を決めた70年ファイナル第7戦では36得点、19アシストの大立ち回りを演じた。派手なファッションに身を包み、ロールスロイスでニューヨークの街を乗り回した伊達男は、引退後はニックス戦の饒舌なブロードキャスターとしても人気を博した。
 
【シューティングガード】
ドゥエイン・ウェイド

1982年1月17日生。193cm・100kg
2003年ドラフト5位
キャリアスタッツ:1054試合、平均22.0点、4.7リバウンド、5.4アシスト

 レブロン・ジェームズが1位指名された03年のドラフトで、マーケット大からマイアミ・ヒートに5位指名され入団。1年目からパット・ライリー球団社長の信頼を得て、シャキール・オニールとの交換トレードの話が浮上した際も放出を拒んだほどだった。

 04年にはそのオニールがヒートに加入したがエースの座を譲らず、06年のファイナルでは平均34.7点を奪取。ESPNのアナリスト、ジョン・ホリンジャーが「マイケル・ジョーダンでさえも、ファイナルでこれほど支配的なプレーはできなかった」と驚嘆した大活躍でファイナルMVPを受賞した。

 09年は平均30.2点で得点王、12・13年にもドラフト同期のレブロン、クリス・ボッシュとともに優勝を経験したが、ファンにとってはレブロンではなくウェイドこそが“ミスター・マイアミ”だった。

 5位指名のSGにはほかにもシドニー・モンクリーフ(1979年)、ミッチ・リッチモンド(1988年)、レイ・アレン(1996年)、ヴィンス・カーター(1998年)ら多くの名選手がいる。
 
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