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NBA

「レブロンとデュラントはオフボールでプレーすべき」重鎮ガーネットが現役スター2人にプレースタイルの変更を提言<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.08.14

ガーネット曰く、レブロン(右)とデュラント(左)はプレースタイルを変更すべきだという。(C)Getty Images

ガーネット曰く、レブロン(右)とデュラント(左)はプレースタイルを変更すべきだという。(C)Getty Images

 新陳代謝の激しいNBAにおいて、30代後半になってもリーグの第一線で活躍し続けるのは至難の業だ。そのなかで、今季中に39歳を迎えるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と、開幕前に35歳となるケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)が、故障がちになったとはいえ、いまだ超人的なパフォーマンスを披露できているのは、かなりレアケースと言えるだろう。

 ただ、かつてミネソタ・ティンバーウルブズやボストン・セルティックスなどで活躍したケビン・ガーネットは、彼らもそろそろ主役の座から降りるべきと考えているようだ。セルティックス時代の盟友ポール・ピアースとともにホストを務める『Ticket and The Truth』で、レジェンドビッグマンはレブロン&デュラントの今後のプレースタイルについてこう語った。

「レブロンとKD、彼らがスポットアップする時が来たんだ。長い間、周囲は2人にボールを預けてきた。彼らはオフ・ザ・ボールでプレーできるのか? コーナーで立っていられるのか? 他の誰かが2人のためにプレーメークする時が来たのさ」
 
 今後、レブロンとデュラントはハンドラーとしてではなく、オフ・ザ・ボールで動いたり、コーナーに立ってチームメイトからパスを受け、キャッチ&シュートに注力すべきだと主張したガーネット。

 両者とも高いバスケセンスとIQを備えるため、仮に“使われる側”の役割を与えられれば無難にこなせるだろう。特にデュラントは類い稀なシュート力を備える上、これまでにも強力なハンドラーたちと多く組んできた経験があるだけに、すぐに順応できるはずだ。

 だが、昨季レブロンは平均28.9点に6.8アシスト、デュラントも平均29.1点、5.0アシストと超一流の数字をマーク。オフェンス面で衰えが見られているならいざ知らず、そうでないにもかかわらず自身が最も力を発揮できるハンドラーの役割を剝奪するのは、ケガのリスクや疲労の蓄積を抑える以外にメリットがなく、チームのためにもならないだろう。

 2人がこの先も長く現役を続けるなら、いずれガーネットの提案通りスポットアップシューターのような役割を受け入れる日が来るかもしれない(そうなるくらいなら引退を選ぶ可能性もあるが)。ただ、今はまだその時ではないはずだ。

構成●ダンクシュート編集部

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