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NBA

「ダリル・モーリーは噓つきだ」ハーデンがシクサーズと“決別宣言”「彼がいるチームの一員には絶対にならない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.08.15

ハーデンはシクサーズが自身のトレード交渉を打ち切ったことに不満をぶちまけた。(C)Getty Images

ハーデンはシクサーズが自身のトレード交渉を打ち切ったことに不満をぶちまけた。(C)Getty Images

 自身が契約するアディダスのツアーで中国を訪れているフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデンが、チームのGM(ゼネラルマネージャー)を務めるダリル・モーリーに対して痛烈なメッセージを送った。

 今夏にハーデンはロサンゼルス・クリッパーズへのトレードを望んでいたものの、トレーニングキャンプを約1か月後に控えた現在でも成立には至っていない。シクサーズがトレードに関する交渉を打ち切ったという報道が流れると、本人は次のように語った。

「ダリル・モーリーは噓つきだ。自分は彼がいるチームの一員になることはない。もう一度言う。ダリル・モーリーは噓つきだ。彼がいるチームの一員には絶対にならない」

 元々シクサーズは、今オフにハーデンが3560万ドルのプレーヤーオプションを行使することに合意した後、要求に応じてトレード先を探していた。しかしモーリーGMは大きな見返りを求めているようで交渉は難航。
 
『Bleacher Report』などに寄稿するジェイソン・デュマス記者も、モーリーGMはチームにとってプラスにならない限りトレードには応じないとレポートしている。また同記者は、モーリーGMはハーデンの発言に対して特に動揺していないとも伝えており、今回の一件が今後のトレード交渉等に影響を及ぼす可能性は低そうだ。

 ハーデンがモーリーGMに対して抱いている不満は今回のトレードの件ではなく、長期契約を提示できる今夏にそういったオファーがなかったことに起因しているとも報じられている。

 昨夏にハーデンはチームが補強に動きやすいように2022-23シーズンの4740万ドルというプレーヤーオプションを破棄して2年6860万ドルという安価な契約を受け入れていた。今オフには最大で4年2億1000万ドルという大型契約を結ぶ権利があったが、モーリーGMからそのような提示はなかったと言われている。

 ハーデンは「彼(モーリー)がいるチームの一員になることはない」とシクサーズと“決別宣言”をしたが、モーリーGMも妥協する気配は見られない。2023-24シーズンの開幕まで約2か月、2人のすれ違いはどのような結末を迎えるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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