NBA

まるでサンタク“ルイ”ース?八村塁がチームのコミュニティ活動で地元の子どもたちと交流

秋山裕之

2019.12.13

新人王予想で3位にランクした八村。この日はチームのコミュニティ活動に参加し、英気を養った。(C)Getty Images

 12月12日(日本時間13日)、八村塁の所属するワシントン・ウィザーズは試合がなく、この日はチーム練習を行なった。ウィザーズはケガ人が続出しており、ここ4試合で先発センターを務めているモリッツ・ヴァグナーも足首の痛みにより不参加。スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が14日(同15日)のメンフィス・グリズリーズ戦に向けてコメントした。

「(ヴァグナーについては)明日また様子を見るが、明後日(のグリズリーズ戦に)出場できるかどうかは分からない。その場合、(イアン・)マヒンミがセンターで先発出場することになると思うが、ルイにもまた5番(センター)を務めてもらうことになるだろう」

 開幕から全試合でスターターとして活躍を続ける八村塁は、現在7試合連続で2桁得点を記録中。シーズン全体で平均29.7分、14.4点、6.0リバウンド、1.7アシストを記録しており、12日(同13日)に『NBA.com』へ掲載された新人王候補ランキングでは堂々3位にランクインした。
 
 次のグリズリーズ戦では同ランキングで1位、新人王候補筆頭のジャ・モラントとの直接対決となるだけに、大きな注目を集めることになりそうだ。もちろん、2WAY契約を結ぶ渡邊雄太が出場すれば、NBA史上初となる"日本人対決"が実現するため、それ以上に大きな話題となるかもしれない。

 なお、ウィザーズは練習後、選手たちをはじめ、ブルックスHCやトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)、今年のWNBAチャンピオンであるワシントン・ミスティックスの選手たちがコミュニティー活動に参加。子どもたちへホリデーギフトをデリバリーした。

 クリスマスまで約1週間ということもあり、八村もサンタクロースのハットをかぶって登場。地元のコミュニティーで子どもたちと声を掛け合い、楽しそうに触れ合っていた。

 インタビューで「サンタハットお似合いですね。サンタク"ルイ"ースですか?」と聞かれると、普段は真剣な眼差しの八村も破顔。「ハハハ。うまいですね」と白い歯を見せ、コミュニティー活動についてこう続けた。
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NBAが実戦するコミュニティ活動の重要性