奇跡の勝利を手繰り寄せた手腕に熱い視線が注がれている。
8月27日、沖縄アリーナで開催されている「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。グループEの第2戦で日本(世界ランキング36位)は、難敵フィンランド(同24位)と対戦。日本は第4クウォーターに怒涛の反撃を繰り広げ、35得点を挙げる猛攻を見せて見事な逆転勝ちを収めた。
過去のW杯で未勝利だった欧州勢相手に大きな1勝を掴んだアカツキジャパン。勢いに乗るチームを指揮するのは、56歳のトム・ホーバス氏だ。
同氏は米国出身の元NBAプレーヤーであり、日本でのプレー経験もある。2017年に女子日本代表のヘッドコーチ(HC)に就任すると、21年の東京五輪では史上初めて銀メダル獲得に導いた。また、流暢な日本語で選手と接する熱血指導も周知されている名将だ。
同五輪後に任期を終え、男子日本代表を率いて世界の強豪と互角以上の戦う集団にまで鍛え上げた同HCの手腕は、海外メディアも無視できない存在となっているようだ。
欧州バスケットボールの名物リポーターであるオスカー・クエスタ氏は自身のX(旧ツイッター)に、フィンランド戦で25得点9アシストの圧巻パフォーマンスを披露した河村勇輝の好プレー動画を引用しながら、「トム・ホーバス監督は小柄な選手を戦術のキーに据え置くのが本当に素晴らしい!東京五輪のときはルイ・マチダを中心とした女子チームで、彼は銀メダルを獲得している」と指摘し、22歳の河村をチームの軸となる司令塔にまで引き上げた指導力に鋭く目を光らせていた。
他にも、日本の名将の存在は海外バスケ専門サイト『TalkBasket.net』も高く評価している。同サイトは「トム・ホーバス率いる日本チームは、W杯の歴史の中で最も驚くべき逆転劇を演出した。日曜日の夜、沖縄アリーナで98-88というスコアでフィンランドを優勝候補から退けた」と伝え、アカツキジャパンの歴史的勝利を称えている。
続けて、「彼のチームは、第3クォーターで18点のビハインドを背負った後、見事な挽回を見せた。ケイセイ・トミナガ、ユウキ・カワムラ、ジョシュ・ホーキンソンのトリオが連携し、センセーショナルな大逆転劇を演じた。この勢いに乗り、最終クォーターの残りわずか4分35秒で79-78と、日本はついにリードを奪い返した」と記し、逆転への起爆剤となった3人のプレーヤーを推奨しつつ、組織力を生かした連動性のあるオフェンスを高く評した。
試合後、トム・ホーバスHCは「クレイジーな試合だった。一時は18点差まで詰め寄られたが、みんな決して最後まで諦めなかった」とネバーギブアップの精神を褒め称えた。「僕らにとって大きな勝利だった。観客のみんなにとって本当に嬉しい。私たちは日本の新しいスタンダードを作ろうとしているし、これは間違いなく正しい方向への大きな一歩だった」と激闘を振り返っている。
29日には、世界ランキング3位のオーストラリアとグループステージ突破を懸けて激突する。2次ラウンド進出となれば、日本バスケ界にとって大快挙となる。はたして名将は、いったいどんなマジックを使うのか。海外からも一目置かれる手腕に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】感涙必至「日本の忘れられない沖縄の夜」FIBAのダイジェスト版をチェック
【動画】歴史的な勝利を飾ったフィンランド戦をハイライトでチェック
【画像】「渡邊&富永」は「桜木&流川」!? FIBA公式が投稿した”スラムダンク名場面”をチェック!
8月27日、沖縄アリーナで開催されている「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。グループEの第2戦で日本(世界ランキング36位)は、難敵フィンランド(同24位)と対戦。日本は第4クウォーターに怒涛の反撃を繰り広げ、35得点を挙げる猛攻を見せて見事な逆転勝ちを収めた。
過去のW杯で未勝利だった欧州勢相手に大きな1勝を掴んだアカツキジャパン。勢いに乗るチームを指揮するのは、56歳のトム・ホーバス氏だ。
同氏は米国出身の元NBAプレーヤーであり、日本でのプレー経験もある。2017年に女子日本代表のヘッドコーチ(HC)に就任すると、21年の東京五輪では史上初めて銀メダル獲得に導いた。また、流暢な日本語で選手と接する熱血指導も周知されている名将だ。
同五輪後に任期を終え、男子日本代表を率いて世界の強豪と互角以上の戦う集団にまで鍛え上げた同HCの手腕は、海外メディアも無視できない存在となっているようだ。
欧州バスケットボールの名物リポーターであるオスカー・クエスタ氏は自身のX(旧ツイッター)に、フィンランド戦で25得点9アシストの圧巻パフォーマンスを披露した河村勇輝の好プレー動画を引用しながら、「トム・ホーバス監督は小柄な選手を戦術のキーに据え置くのが本当に素晴らしい!東京五輪のときはルイ・マチダを中心とした女子チームで、彼は銀メダルを獲得している」と指摘し、22歳の河村をチームの軸となる司令塔にまで引き上げた指導力に鋭く目を光らせていた。
他にも、日本の名将の存在は海外バスケ専門サイト『TalkBasket.net』も高く評価している。同サイトは「トム・ホーバス率いる日本チームは、W杯の歴史の中で最も驚くべき逆転劇を演出した。日曜日の夜、沖縄アリーナで98-88というスコアでフィンランドを優勝候補から退けた」と伝え、アカツキジャパンの歴史的勝利を称えている。
続けて、「彼のチームは、第3クォーターで18点のビハインドを背負った後、見事な挽回を見せた。ケイセイ・トミナガ、ユウキ・カワムラ、ジョシュ・ホーキンソンのトリオが連携し、センセーショナルな大逆転劇を演じた。この勢いに乗り、最終クォーターの残りわずか4分35秒で79-78と、日本はついにリードを奪い返した」と記し、逆転への起爆剤となった3人のプレーヤーを推奨しつつ、組織力を生かした連動性のあるオフェンスを高く評した。
試合後、トム・ホーバスHCは「クレイジーな試合だった。一時は18点差まで詰め寄られたが、みんな決して最後まで諦めなかった」とネバーギブアップの精神を褒め称えた。「僕らにとって大きな勝利だった。観客のみんなにとって本当に嬉しい。私たちは日本の新しいスタンダードを作ろうとしているし、これは間違いなく正しい方向への大きな一歩だった」と激闘を振り返っている。
29日には、世界ランキング3位のオーストラリアとグループステージ突破を懸けて激突する。2次ラウンド進出となれば、日本バスケ界にとって大快挙となる。はたして名将は、いったいどんなマジックを使うのか。海外からも一目置かれる手腕に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】感涙必至「日本の忘れられない沖縄の夜」FIBAのダイジェスト版をチェック
【動画】歴史的な勝利を飾ったフィンランド戦をハイライトでチェック
【画像】「渡邊&富永」は「桜木&流川」!? FIBA公式が投稿した”スラムダンク名場面”をチェック!
関連記事
- 「大番狂わせ!」「壮絶な勝利」”格下”日本代表の逆転劇に欧州メディア衝撃! 金星献上のフィンランドを酷評「大きな間違いだった」【バスケW杯】
- 「なんたる大失態!」日本の大金星にフィンランド・メディアは母国代表チームを痛烈批判!「史上最低の屈辱だ」【バスケW杯】
- 「夢が現実になった!」日本代表の大金星、FIBA公式がまさかの“スラムダンク名場面いじり”で海外ファンも興奮!「粋だね」「泣ける~」【バスケW杯】
- 劇的勝利を呼び込んだ河村勇樹! フィンランド戦で“驚異の25得点”を挙げた22歳を中国メディアが称賛「日本を泥沼から救い出した!」【バスケW杯】
- 【バスケW杯】「このために人生を捧げてきた」歴史的勝利を噛みしめる比江島慎。富樫勇樹は現代表を「絶対にギブアップしない」<DUNKSHOOT>