８月27日、FIBAバスケットボールワールドカップ（W杯）の１次ラウンド第２戦が行なわれ、日本代表は98－88でフィンランドを撃破した。格上を相手に最大18点差をひっくり返しての見事な大逆転劇を完遂した。ワールドカップで日本が欧州勢から白星を飾るのは史上初の快挙だ。

【バスケW杯PHOTO】第4Qに河村＆富永躍動で一気に逆転！格上フィンランドに歴史的勝利の日本代表を特集！｜１次R第２戦日本98ー88フィンランド 　勝利の立役者となったのが、22歳コンビの河村勇樹と富永啓生だ。２人を中心に追い上げを見せると、最終クォーターの残り４分35秒で79－78と逆転に成功。勢いに乗った日本はその後も次々とシュートを決め、大金星を飾った。

　そんななか、河村がコートに入る際に行なうある行為が話題を呼んでいる。それは、コートイン前に深々と頭を下げて行なう一礼だ。これにはSNSでも、「すごい素敵だな～と思って観てた」「人間としても素晴らしすぎて泣けてくる」「ほんとスポーツ選手の鏡」などと多くのファンが共感や称賛のコメントを寄せている。

　その河村の一礼について、Bリーグの公式X（旧ツイッター）は「河村勇輝がコートイン時に深い一礼をする理由。」と綴り、河村自身のインタビュー映像を公開。そこで、フィンランド戦のヒーローは次のように語っている。

「やっぱりコートに立ちたくても立てない選手だったり、いま自分がこうやってコートに立っていることは当たり前じゃないんだということを試合に入る前に、コートに入る前に再認識するために、コートに入る前は一礼して全力で戦うということを誓って入ってます」

　投稿には、「息子にも息子のチームの子供たちにも全子供達にも見せたい姿勢」「人間性まで半端ない」「河村選手ホント最高すぎ」「プロスポーツ選手として最高レベルの人間性だと思う」などと改めて称賛の声が寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】深々とした一礼からコートイン！ 河村勇輝が勝利の原動力となる大活躍

【関連記事】「なんたる大失態！」日本の大金星にフィンランド・メディアは母国代表チームを痛烈批判！「史上最低の屈辱だ」【バスケW杯】

【関連記事】「このために人生を捧げてきた」歴史的勝利を噛みしめる比江島慎。富樫勇樹は現代表を「絶対にギブアップしない」【バスケW杯】