歓喜の瞬間、沖縄アリーナが揺れた。

　９月２日、FIBAバスケットボールワールドカップ（W杯）の17-32位決定戦で日本代表は、80－71でカーボベルデに勝利。３勝２敗で今大会アジア最上位が確定し、パリ五輪出場権を自力で獲得した。

　序盤は一進一退の攻防が続き、17－19で第１クォーターを終えた日本。観客の声援に背中を押されると、第２クォーターで逆転に成功し、第３クォーター終了時には73－55と18点リードを奪っていた。

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　だが最終クォーターに試練が待っていた。日本のシュートは全てリングに嫌われ、気づけばカーボベルデに３点差まで追い上げられていたのだ。それでも最後まで諦めず、相手の攻撃に厳しいディフェンスで対応。さらにジョシュ・ホーキンソンが気迫のシュートで相手を突き放した。
  　日本の勝利によりアジア最大のライバル中国は、オリンピック出場切符を逃すことになった。自国の出場を願っていたファンは大いに悲しんだようで、ネット上には「バスケでも日本に越されたのか」「我々が出場したら恥をかくだけだ」「中国代表は無能すぎる」などと自国代表を否定する意見が見られた。

　一方で、「日本はアジアの光だ！」「日本のチームワークと必死さから学ぶことがある」「日本は強かった」「羨ましい」「アジア代表として頑張ってほしい」などと称賛の声もあがっている。

　中国代表は、同日行なわれたフィリピンとの最終戦で75－96で敗れ、１勝４敗で大会を終えた。

構成●THE DIGEST編集部

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