下馬評を覆す快進撃に、FIBAも驚きを隠せない。
9月2日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の順位決定戦で日本代表がカーボベルデと最終戦を戦い、80-71で勝利。48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めた。
試合終了のブザーが鳴ると、沖縄アリーナは割れんばかりの大歓声に包まれた。FIBAの公式X(旧ツイッター)は「忘れられない沖縄の夜!」と題して、その瞬間を投稿した。
動画内にはまず、ジョシュ・ホーキンソンが勝利を決定づけるラストの3ポイントを決めると喜びを爆発。大黒柱・渡邊雄太が号泣する瞬間、ロッカールームで歓喜する日本チームの様子などが共有され、3日19時過ぎまで閲覧数は104万件以上を記録するなど、日本代表のフィーバーぶりは一夜明けても止まない。
さらにFIBAは、今大会の日本代表の活躍に賛辞を送るとともに、「想像力による影響力は絶大だ。その最たる例が日本のバスケットボールだ」とし、日本の人気バスケットボール漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』に注目した記事を配信している。
記事内では「日本の漫画『SLAM DUNK』に影響されてバスケットボールを始めたり、バスケットボールのファンになった子供たちが、間違いなく日本各地にいる。漫画はすでに30年以上前のものだが、タケヒコ・イノウエ(井上雄彦)の画を通じて語られるストーリーの影響力はいまだに根強く、世界中で認められている」と説明。スラムダンクが、日本のバスケットボールに多大な影響を与えていると断言する。
加えて、昨年12月3日から8月31日まで公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』が、累計272日間で国内興行収入が157億円を突破したことにも言及。劇場公開終了後の9月1日には、一部朝刊に新ビジュアルの見開き全面広告が掲載されたことにも触れ、「この広告は、SLAM DUNKの物語が生き続けていることを示すものとして好評を博している」と指摘した。
続けて、「バスケットボールファンやSLAM DUNKファンは、日本のパリ五輪出場権獲得に向けた原作者のメッセージだと、すぐに結びつけた。日本は2日に行なわれたカーボベルデ戦でオリンピックの切符を獲得し、W杯で2度の大逆転勝利を収めた感動的な試合は、おとぎ話のような結末を迎えた」と日本の戦いぶりを称えている。
ほかにもFIBAは「8月27日のフィンランド戦の勝利後、ユウタ・ワタナベとケイセイ・トミナガ(富永啓生)の間で交わされたハイタッチは、主人公のハナミチ・サクラギ(桜木花道)とカエデ・ルカワ(流川楓)の象徴的なシーンだ」と結びつけたり、31日のベネズエラ戦で比江島慎の神がかった連続3ポイントについて「素晴らしいパフォーマンスだ」と絶賛の言葉を並べ立て、美しいシュートを放つ姿を作中屈指のシューターである三井寿と重ね合わせた。
記事は最後に「タケヒコ・イノウエ(井上雄彦)はビジュアルを通じて、『SLAM DUNK』の物語はまだ終わっていないことを伝えている。そして、アカツキジャパンの物語もまだ終わっていない」と綴り、「この2つの物語がこれからどこに向かうにせよ、日本のバスケットボール界に何世代にもわたって素晴らしいインスピレーションを与え続けることは間違いないだろう」と締めくくっている。
漫画のような劇的な展開を繰り広げた今大会の日本代表。相手にリードされても、試合終了のブザーが鳴るまで諦めなかった戦う姿勢は、観る者の心を掴んで離さない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】FIBAが捉えた大黒柱・渡邊雄太の感涙の瞬間&歓喜のロッカールーム!
【動画】48年ぶり!自力での五輪出場の歓喜の瞬間!
【関連記事】八村塁、渡邊雄太に続くか? 河村勇輝のNBA進出に熱視線も”低身長”に米疑問符「障害だらけだろう」【バスケW杯】
9月2日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の順位決定戦で日本代表がカーボベルデと最終戦を戦い、80-71で勝利。48年ぶりに自力でのオリンピック出場を決めた。
試合終了のブザーが鳴ると、沖縄アリーナは割れんばかりの大歓声に包まれた。FIBAの公式X(旧ツイッター)は「忘れられない沖縄の夜!」と題して、その瞬間を投稿した。
動画内にはまず、ジョシュ・ホーキンソンが勝利を決定づけるラストの3ポイントを決めると喜びを爆発。大黒柱・渡邊雄太が号泣する瞬間、ロッカールームで歓喜する日本チームの様子などが共有され、3日19時過ぎまで閲覧数は104万件以上を記録するなど、日本代表のフィーバーぶりは一夜明けても止まない。
さらにFIBAは、今大会の日本代表の活躍に賛辞を送るとともに、「想像力による影響力は絶大だ。その最たる例が日本のバスケットボールだ」とし、日本の人気バスケットボール漫画『SLAM DUNK(スラムダンク)』に注目した記事を配信している。
記事内では「日本の漫画『SLAM DUNK』に影響されてバスケットボールを始めたり、バスケットボールのファンになった子供たちが、間違いなく日本各地にいる。漫画はすでに30年以上前のものだが、タケヒコ・イノウエ(井上雄彦)の画を通じて語られるストーリーの影響力はいまだに根強く、世界中で認められている」と説明。スラムダンクが、日本のバスケットボールに多大な影響を与えていると断言する。
加えて、昨年12月3日から8月31日まで公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』が、累計272日間で国内興行収入が157億円を突破したことにも言及。劇場公開終了後の9月1日には、一部朝刊に新ビジュアルの見開き全面広告が掲載されたことにも触れ、「この広告は、SLAM DUNKの物語が生き続けていることを示すものとして好評を博している」と指摘した。
続けて、「バスケットボールファンやSLAM DUNKファンは、日本のパリ五輪出場権獲得に向けた原作者のメッセージだと、すぐに結びつけた。日本は2日に行なわれたカーボベルデ戦でオリンピックの切符を獲得し、W杯で2度の大逆転勝利を収めた感動的な試合は、おとぎ話のような結末を迎えた」と日本の戦いぶりを称えている。
ほかにもFIBAは「8月27日のフィンランド戦の勝利後、ユウタ・ワタナベとケイセイ・トミナガ(富永啓生)の間で交わされたハイタッチは、主人公のハナミチ・サクラギ(桜木花道)とカエデ・ルカワ(流川楓)の象徴的なシーンだ」と結びつけたり、31日のベネズエラ戦で比江島慎の神がかった連続3ポイントについて「素晴らしいパフォーマンスだ」と絶賛の言葉を並べ立て、美しいシュートを放つ姿を作中屈指のシューターである三井寿と重ね合わせた。
記事は最後に「タケヒコ・イノウエ(井上雄彦)はビジュアルを通じて、『SLAM DUNK』の物語はまだ終わっていないことを伝えている。そして、アカツキジャパンの物語もまだ終わっていない」と綴り、「この2つの物語がこれからどこに向かうにせよ、日本のバスケットボール界に何世代にもわたって素晴らしいインスピレーションを与え続けることは間違いないだろう」と締めくくっている。
漫画のような劇的な展開を繰り広げた今大会の日本代表。相手にリードされても、試合終了のブザーが鳴るまで諦めなかった戦う姿勢は、観る者の心を掴んで離さない。
構成●THE DIGEST編集部
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