バスケW杯

渡邊雄太が「代表を引退する」と公言していた本当の理由。パリ五輪に向け、更なる覚悟を決める「もっと上を常に目指していきます」【バスケW杯】

THE DIGEST編集部

2023.09.06

日本男子バスケをパリ五輪に導いた渡邊雄太。(C)Getty Images

 沖縄で開催された『FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)』で日本代表は、1次ラウンドでは格上フィンランドを倒し、順位決定ラウンドではベネズエラ、カーボベルデを破り、アジア最上位の座を獲得。48年ぶりに自力でオリンピック出場権を手にした。

【動画】強い覚悟で臨んだ!渡邊雄太のW杯好プレー集

 激闘から4日、日本代表を率いた渡邊雄太(フェニックス・サンズ)は、自身のインスタグラムを更新。「少し長くなりますが」と書き出し、強い覚悟をもって今大会に臨んでいたことを明かした。(以下、原文ママ)

「『パリオリンピックに行けないなら代表を引退する』。言う必要もない事をあえて公言しました。今まで自分が崖っぷちに立たされた時こそ結果を出せてきたので。自分がまだ大学2年生だった時のOQTが初めての世界大会で結果はボロ負けの2連敗。そこから2019年WC5連敗。2021年五輪3連敗。世界では一度も勝てずに10連敗という情けない結果でした。

 勝てば日本バスケは前進できる。でももしまた負けてしまったらこれから先永遠に同じことを繰り返すだけなんじゃと思い、僕が代表を退き若い世代中心のチーム作りをなるべく早くする事が長いスパンで考えたときに日本バスケにとってはベストなのではと思いました。他国で世代交代を失敗した例もありますし、勝てない自分がその元凶になってしまっては絶対にだめだと。
 
 あの発言でチームメイトを始め、ファンの方々も僕を引退させたくないと思ってくれたのが何より嬉しかったです。みんなに助けてられてやっと世界を相手に勝つ事の喜びを味わえました。でも予選ラウンド敗退したのも事実。この結果はしっかり受け止めて成長し、もっと上を常に目指していきます。」

 28歳のNBAプレーヤーは、「長くなりましたが最後にもう一回言わしてください。パリ行くぞーーーーーー!!!!!! 応援ありがとうございました」と締めた。

構成●THE DIGEST編集部

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