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NBA

昨季のリベンジに燃えるアデトクンボが、“ドリームシェイク”で一世を風靡したオラジュワンとワークアウトを実施へ<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.09.14

ヤニスがオラジュワン(右)のようなポストプレーをマスターすれば、さらに手がつけられない存在になりそうだ。(C)Getty Images

ヤニスがオラジュワン(右)のようなポストプレーをマスターすれば、さらに手がつけられない存在になりそうだ。(C)Getty Images

 ヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデー、ブルック・ロペス、ボビー・ポーティスら実力者を多数擁するミルウォーキー・バックスは、昨季リーグベストの58勝24敗(勝率70.7%)を残し、直近5シーズンで3度目の勝率7割超えをマークした。

 ただ、2年ぶりの王座奪回を目指して臨んだプレーオフでは、1回戦でジミー・バトラー率いるマイアミ・ヒートに1勝4敗でまさかの敗退。大黒柱のヤニスがシリーズ初戦で腰を負傷、ミドルトンは1年を通してヒザのケガに悩まされたとはいえ、5年ぶりに1回戦敗退という屈辱を味わった。

 この結果を受け、チームはシーズン終了後にマイク・ブーデンホルザーを解任し、エイドリアン・グリフィンを新HC(ヘッドコーチ)に招聘。補強ではミドルトン、ロペス、ジェイ・クラウダーと再契約を結び、シューターのマリーク・ビーズリーとハードワーカーのロビン・ロペスを加えた。

 先日まで開催されていた「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」にはポーティスがアメリカ代表、ヤニスの兄タナシス・アデトクンボがギリシャ代表として出場も、ヤニスはケガからのコンディション回復のため出場しなかった。
 
 ミドルトンは今夏に右ヒザ、ヤニスは左ヒザの手術を受けているが、9月12日(日本時間13日、日付は以下同)に公開された『The Athletic』の記事で、グリフィンHCは両選手が順調な回復を見せていると語っていた。

「あの2人は本当にハードに練習しているよ。毎日ジムにいるし、身を粉にしてやっている。私が一番大切だと思うのは、1日1日を大切にして積み重ねていくこと。今の彼らはまさにそれを実践している。素晴らしいことさ」

 昨季のリベンジに燃えるヤニスは12日にポッドキャスト番組『48 Minutes』へ出演し、開幕に向けてアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)とワークアウトするプランを明かした。

 これまでヤニスはコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)という殿堂入りレジェンドとワークアウトをこなしてきた。

 今回ワークアウトを行なうオラジュワンは、1994、95年にロケッツを優勝に導き、いずれもファイナルMVPを獲得。さらに最優秀守備選手賞に2度、シーズンMVPにも1度選ばれ、歴代12位の通算2万6946得点、通算ブロック数3830本はNBA歴代最多と、攻守に秀でた万能ビッグマンだ。
 
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