今夏、大型補強を施し大きな賭けに出たチームのひとつが、ボストン・セルティックスだ。
名門球団は今オフ、三角トレードでマーカス・スマートをメンフィス・グリズリーズに放出し、ワシントン・ウィザーズからクリスタプス・ポルジンギスを獲得。元オールスタービッグマンを加えたことでオフェンス力がアップしたのは間違いない一方、チームのハート&ソウルを失ったことで、タフネスさなどインタンジブルの部分でチーム力の低下が危惧されている。
そんななか、トレーニングキャンプが目前に迫った現地時間9月26日に地元紙『ボストン・グローブ』に公開された記事の中で、GM(ゼネラルマネージャー)のブラッド・スティーブンスがチームの状況について言及。
まず、マルコム・ブログドンやポルジンギスなど、コンディションが不安視されている選手もいるなか、ロスターの健康状態についてはこう話した。
「みんなボストンにいるし、揃って健康だ。もし全員が残り1週間を乗り切れば、来週火曜日の練習開始時にはフル稼働できるはず。そのことに興奮しているよ。
クリスタプスはここ数日、コートを縦横無尽に走り回っている。(ラトビアの)彼のトレーナーや、うちのトレーナー、そしてみんなが、彼の復帰が長引かないように動いた結果だ。彼は今、最高の気分だと思うよ。さっき、彼と電話で話したんだ。いい感じだと言っていたよ」
また、ブログドンは今夏に一度ロサンゼルス・クリッパーズへのトレードが決まりながら、自身の故障により破談、一転して残留となった。自分を放出しようとしたチームとの間にわだかまりができてもおかしくないが、彼との関係性についてはこう話した。
「もちろん、彼が(動揺を)感じているのは当然だ。でも、彼は真のプロフェッショナルだから、何度も話し合いをした。彼も僕らも、今は開幕するのを楽しみにしているよ」
そして、来るべき新シーズンに向けて、こう意気込んだ。
「私はこのチームが好きだ。毎年、幸運にも優勝争いに加わっているし、(優勝する)チャンスもある。そのポジションにいられるよう、適切なステップを踏んでいけるか。ただ、我々には柔軟性が大いにある。ビッグ(ラインナップ)でもスモール(ラインナップ)でもプレーできる。誰もが名前を知っている経験豊富な選手たちもいる。彼らがチームを引っ張ってくれるよ」
近年は毎年、優勝候補の一角としてシーズンに臨みながら、2008年以降は王座に手が届いていないセルティックス。はたして大手術を施して迎える今季、16年ぶりの栄冠を手にすることができるか。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
名門球団は今オフ、三角トレードでマーカス・スマートをメンフィス・グリズリーズに放出し、ワシントン・ウィザーズからクリスタプス・ポルジンギスを獲得。元オールスタービッグマンを加えたことでオフェンス力がアップしたのは間違いない一方、チームのハート&ソウルを失ったことで、タフネスさなどインタンジブルの部分でチーム力の低下が危惧されている。
そんななか、トレーニングキャンプが目前に迫った現地時間9月26日に地元紙『ボストン・グローブ』に公開された記事の中で、GM(ゼネラルマネージャー)のブラッド・スティーブンスがチームの状況について言及。
まず、マルコム・ブログドンやポルジンギスなど、コンディションが不安視されている選手もいるなか、ロスターの健康状態についてはこう話した。
「みんなボストンにいるし、揃って健康だ。もし全員が残り1週間を乗り切れば、来週火曜日の練習開始時にはフル稼働できるはず。そのことに興奮しているよ。
クリスタプスはここ数日、コートを縦横無尽に走り回っている。(ラトビアの)彼のトレーナーや、うちのトレーナー、そしてみんなが、彼の復帰が長引かないように動いた結果だ。彼は今、最高の気分だと思うよ。さっき、彼と電話で話したんだ。いい感じだと言っていたよ」
また、ブログドンは今夏に一度ロサンゼルス・クリッパーズへのトレードが決まりながら、自身の故障により破談、一転して残留となった。自分を放出しようとしたチームとの間にわだかまりができてもおかしくないが、彼との関係性についてはこう話した。
「もちろん、彼が(動揺を)感じているのは当然だ。でも、彼は真のプロフェッショナルだから、何度も話し合いをした。彼も僕らも、今は開幕するのを楽しみにしているよ」
そして、来るべき新シーズンに向けて、こう意気込んだ。
「私はこのチームが好きだ。毎年、幸運にも優勝争いに加わっているし、(優勝する)チャンスもある。そのポジションにいられるよう、適切なステップを踏んでいけるか。ただ、我々には柔軟性が大いにある。ビッグ(ラインナップ)でもスモール(ラインナップ)でもプレーできる。誰もが名前を知っている経験豊富な選手たちもいる。彼らがチームを引っ張ってくれるよ」
近年は毎年、優勝候補の一角としてシーズンに臨みながら、2008年以降は王座に手が届いていないセルティックス。はたして大手術を施して迎える今季、16年ぶりの栄冠を手にすることができるか。
構成●ダンクシュート編集部
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