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NBA

ロード・マネジメントは実は意味なし?アイバーソンを引き合いに、アリナスが現役選手の“積極的休養”を糾弾<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.24

練習はサボりがちだったアイバーソンだが、試合では40分以上コートに立ち続けることが大半だった。(C)Getty Images

練習はサボりがちだったアイバーソンだが、試合では40分以上コートに立ち続けることが大半だった。(C)Getty Images

 NBAの2023-24シーズンは、現地時間10月24日(日本時間25日)に開幕する。毎週約3、4試合、半年間で82試合を戦うレギュラーシーズンは、疲労が蓄積して故障離脱する選手は珍しくなく、なかには大ケガにつながるケースも少なくない。

 近年は“ロード・マネジメント”と呼ばれる、意図的に選手を休ませる方法がスタンダードになりつつあるが、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、“小さな巨人”アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)を引き合いに出し、ロード・マネジメントに反対の姿勢を示した。

 NBAとNBPA(選手会)は今年4月、2023-24シーズンから適用される新たな団体交渉協約(CBA)に合意。2023年7月1日に施行され、2029-30シーズンまでの7年間有効となるルールでは、オールNBAチームやシーズンMVPなど個人賞を受賞するためには、最低65試合出場が条件として設定されている。
 
 そのほかにも、全米放送のゲームにおいてはスター選手(過去3シーズンにおいてオールスター、もしくはオールNBAに選出にされた選手たちとなる見込み)の休養を理由とした欠場に関しても、厳しいガイドラインや罰金制度を導入。

 NBAのバスケットボール運営部代表を務めるジョー・デュマースは10月、「我々が入手したデータは、選手を休ませたり、欠場させることが、怪我や疲労軽減と相関関係にあるとは示していなかった。バック・トゥ・バックの2夜連続ゲームに関しては、選手たちの効率が落ちることはわかったけどね」と、データ上はロード・マネジメントの効果は実証されていないと指摘した。

 2000-01シーズンにリーグトップの平均31.1点をあげ、シーズンMVPに輝いた殿堂入り選手のアイバーソンは、たびたび練習をサボり、当時指揮官だったラリー・ブラウンと衝突することもあった。2001-02シーズンのプレーオフ1回戦でボストン・セルティックスにシリーズ成績2勝3敗で敗れた際、ラリー・ブラウンがアイバーソンは練習をよくサボると批判すると、アイバーソンは記者会見で反論した。
 
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