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ピッペンからの“口撃”が止まないジョーダンをアリナスが擁護「彼がパスしなかったのはひどいチームメイトのせい」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.10.25

いまだ確執が続くジョーダン(左)とピッペン(右)。はたして雪解けの日は来るのか。(C)Getty Images

 シカゴ・ブルズが1991~93、96~98年に2度の3連覇を果たした原動力は、言うまでもなく"史上最高のデュオ"の呼び声高いマイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンだ。しかし、2人は現役を引退して長い時間が経過した2020年以降に確執が表面化。ピッペンがかつての相棒を「ひどい選手」呼ばわりしたことで波紋を呼んだ。そんななか、元NBA選手のギルバート・アリナスが、謂れのない"口撃"を受けたジョーダンを擁護している。

 現役時代は阿吽の呼吸を見せたジョーダン&ピッペン。しかしコロナ禍の2020年に公開されたブルズの1997-98シーズンの舞台裏を追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』で、ジョーダンが必要以上に好意的に描かれていたことにピッペンが異議を唱えたことで事態は一変した。
 
 2021年に発売されたピッペンの自伝『Unguarded』では「『ザ・ラストダンス』はマイケル・ジョーダンを称賛し、私と私の誇り高きチームメイトたちを十分に評価していない」と"格差"に不満を吐露。そして2023年5月には、ブルズ時代の同僚ステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』に出演した際、ピッペンは「彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった。すべて1対1で、ショットセレクションも悪かった」と、ジョーダンを"ワンマンプレーヤー"呼ばわりしたのだ。

 この発言は波紋を呼んだが、晩年ながらジョーダンとの対戦経験を持つ元NBA選手のアリナスは、自身がホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、ジョーダンがオフェンスを支配しなければいけなかったのは、周囲にクオリティの高い選手がいなかったからだと指摘した。

「(元ロサンゼルス・レイカーズの英雄である)コビー・ブライアントはスマッシュ・パーカーとクリス・ミームにパスをしなかったからと言って、悪いチームメイトだったのか?マイケル・ジョーダンも最初の7年間、同じようにひどい選手たちがチームにいた。だから、平均37点(1986-87シーズンに平均37.1点)をマークしたんだ。ピッペンがリーグに入った頃、チームにいた選手を知っているか?それが平均37点を挙げた舞台裏だ」
 
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コビーを引き合いに出し、ピッペンを糾弾したアリナス