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渡邊雄太、今季3度目の3ポイント複数本成功で6得点!ビール復帰のサンズは延長の末ブルズに劇的勝利<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.11.09

ブルズに1点差で勝利した一戦。サンズの渡邊は6得点、4リバウンドの働きで攻守に貢献した。(C)Getty Images

 現地時間11月8日、フェニックス・サンズは敵地ユナイテッド・センターでシカゴ・ブルズと対戦し、116-115で勝利。渡邊雄太は6得点、4リバウンド、1ブロックを記録した。

 サンズは開幕から7試合を欠場したブラッドリー・ビールが今季初めて先発ラインナップに名を連ね、新天地デビュー。デビン・ブッカーは欠場したものの、ケビン・デュラントとともにビッグ3のうちの2人がコートに並び立った。

 立ち上がり、サンズは開始6分強で24-6と絶好のスタート。ビールが開始直後の2本のアシストに2連続3ポイントと上々の船出を飾ると、渡邊も第1クォーター残り4分4秒に投入され、同1分14秒に3試合連続の3ポイントを決めるなど、36-28とリードを奪って最初の12分間を終える。

 第2クォーターはブルズの反撃を受けるなか、渡邊が速攻でアヨ・ドスンムのレイアップをブロックするなど奮闘。試合は一進一退の展開となり、57-57の同点で折り返した。
 
 迎えた後半もブルズのザック・ラビーンとサンズのビールが3ポイントを入れ合う互角の立ち上がり。そんななか、この日シュートタッチが好調のグレイソン・アレンの長距離砲でサンズが一歩抜け出すと、渡邊も第3クォーター残り3分22秒にデュラントのパスからリードを9点に広げる3ポイントを成功。しかしその後は第4クォーター序盤にかけて3本の3ポイント失敗+ターンオーバー3つと精彩を欠き、チームも逆転を許してしまう。

 試合は終盤にデマー・デローザンのジャンパーでブルズが同点に追いつき延長へ。最後の5分間でもサンズは4点のビハインドを背負う苦しい展開のなか、残り7.3秒にユスフ・ヌルキッチの逆転ゴールでなんとか接戦をものにした。

 2連勝で今季成績を4勝4敗の五分に戻したサンズは、アレンが自己最多となる8本の3ポイントを含む26得点、9リバウンド、デュラントが25得点、9アシスト、ヌルキッチが20得点、17リバウンド、8アシストをマーク。故障明けのビールは24分の出場で13得点、4アシストを記録した。

 渡邊は17分54秒の出場で6得点(フィールドゴール2/5、3ポイント2/5)、4リバウンド、1ブロックの成績。ターンオーバーは3つと課題を残したものの、今季8試合で3度目の3ポイント複数本成功に加え、同点の第4クォーター残り15秒にはワンポイントで起用されるなど、コーチ陣からの変わらぬ信頼も見られた。

 サンズの次戦は10日(日本時間11日)、ホームでロサンゼルス・レイカーズと対戦する。この一戦は今季から導入されたNBA初のカップ戦「インシーズン・トーナメント」のグループステージとして開催。普段とは違ったコートのデザインや、復帰した八村塁と渡邊による今季2度目の日本人対決にも注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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