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NBA

「俺が毎日取り組んでいること」ハーデンがロケッツ戦の決勝弾を回想「本来の自分に近づいている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.20

ハーデンは古巣相手に決勝弾を沈め、クリッパーズ移籍後の初勝利を自らの手で引き寄せた。(C)Getty Images

ハーデンは古巣相手に決勝弾を沈め、クリッパーズ移籍後の初勝利を自らの手で引き寄せた。(C)Getty Images

 11月17日(日本時間18日、日付は以下同)。インシーズン・トーナメントのグループステージ第3戦を迎えたロサンゼルス・クリッパーズは、ホームのクリプトドットコム・アリーナでヒューストン・ロケッツと対戦した。

 ここまで6連勝と波に乗るロケッツは、アルペレン・シェングンが23得点、8リバウンド、4アシスト、ジェイレン・グリーンが20得点、4リバウンド、5アシスト、フレッド・ヴァンブリートが19得点、8リバウンド、10アシスト、タリ・イーソンが12得点、6リバウンド、2ブロックを残し、試合時間残り2分16秒で5点をリードしていた。

 しかしクリッパーズはジェームズ・ハーデンのアシストからイビツァ・ズバッツがアリウープを決めると、さらにジョージのショット、ズバッツのダンクで試合をひっくり返す。逆転を許したロケッツも、残り29秒にシェングンがフリースローを沈め、100-100の同点となった。

 クリッパーズはその後のポゼッションでカワイ・レナードがボールを持つが、ジャバリ・スミスJr.の好守によりショットまで持ち込めず、ジェームズ・ハーデンへパス。

 11月1日に加入した元MVPは土壇場でシグネチャームーブの“ステップバックスリー”をお見舞い。相手のファウルも誘って4ポイントプレーを完成させ、クリッパーズが106-100で勝利を手にした。

 クリッパーズにとって、インシーズン・トーナメントのグループステージ初勝利(1勝2敗)となっただけでなく、1日のロサンゼルス・レイカーズ戦から続いていた連敗を6でストップした。
 
 クリッパーズは、レナードが26得点、8リバウンド、5スティール、ジョージが23得点、8リバウンド、2スティール、ハーデンが24得点、9リバウンド、7アシスト、ノーマン・パウエルが10得点、3アシストと続いた。

 チーム状況を好転させるべく、この試合からシックスマンに回ったラッセル・ウエストブルックは17分23秒のプレータイムで8得点、3リバウンド、2アシスト。昨季のチーム加入後以降では、最も短い出場時間となったが、35歳のベテランガードが示した献身性は素晴らしいものだった。

「毎試合プレーしていて向上している。本来の自分自身に近づいているんだと感じている」と語ったハーデンは、主要3部門でシーズンハイを記録しただけでなく、フィールドゴール成功率72.7%(8/11)と高精度なショットも光った。

 なかでも決勝弾となったステップバックスリーは、過去に何度も決めてきたプレーだっただけに、ハーデンも「俺が毎日取り組んでいること。練習して、自信を持っているものだ。あとはコートへ出てシュートするだけ」と自信を覗かせていた。
 
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