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NBA

ノビツキーがロケッツの俊英シェングンを絶賛「彼のゲームには本当に感心している」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.12.04

自身のシグネチャーをコピーするシェングン(右)を、ノビツキー(左)が絶賛した。(C)Getty Images

自身のシグネチャーをコピーするシェングン(右)を、ノビツキー(左)が絶賛した。(C)Getty Images

 現地時間11月28日(日本時間29日、日付は以下同)、ダラス・マーベリックスは本拠地アメリカン・エアラインズ・センターでヒューストン・ロケッツと対戦し、121-115で勝利した。

 この試合、ルカ・ドンチッチがゲームハイの41得点に9リバウンド、9アシスト、カイリー・アービングは27得点、5アシストと両エースが躍動したほか、デリック・ジョーンズJr.が15得点、6リバウンド、ダンテ・エクサムが12得点、3アシスト、ティム・ハーダウェイJr.が11得点と、ベンチ陣も2人を援護。会場に訪れたマーベリックスのレジェンド、ダーク・ノビツキーの前で素晴らしいゲームを披露した。

 また、この日は今季好調のロケッツで主軸を務めるアルペレン・シェングンの活躍も光った。

 211cm・110kgの体格を誇る21歳のトルコ人ビッグマンは、34分58秒のプレータイムで31得点、9リバウンド、6アシスト、1ブロックをマークしチームを牽引。デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチに憧れ、実際に“ベイビー・ヨキッチ”と比較されるほどの期待の若手であり、さらにはノビツキーの代名詞でもある“ワンレッグ・フェイダウェイジャンパー”もスムースに繰り出して決めていた。
 
 これにはノビツキーも「すごくいいように見えたね。けど彼は、まだ磨いているところなのは間違いないね」と切り出し、ヒューストンの『Space City Home Network』へこう話していた。

「でも、彼のゲームには本当に感心している。正直なところ、あの万能性にパス捌き、得点力……。素晴らしいシーズンを送っているよ。彼のことを思うと嬉しい。会ったことはないけど、いいヤツのように見えるし、毎回彼について聞いている。

 誰だって年々上手くなっていきたいものさ。オフにはホームに帰って、ハードワークを課して、自分のゲームに新たなものを加えたいんだ。……特に若い頃は、より完璧な選手になって(次のシーズンで)戻ってきたいからね。彼が年々向上しているのはまさにそれなんだ。だから、彼がインパクトを残すシーズンを送ることを楽しみにしている」

 ノビツキーはドイツ出身で、シェングンはトルコ出身。同じ国でこそないものの、同じ外国籍出身選手としてNBAの舞台で活躍するビッグマンの成長ぶりに目を細める姿に、ノビツキーの温かくて優しい人柄が表われていた。

文●秋山裕之(フリーライター)

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