昨季のマイアミ・ヒートは44勝38敗(勝率53.7%)でレギュラーシーズンを終え、プレーイン・トーナメントを突破して出場したプレーオフでは第8シードながら、NBAファイナルまで勝ち上がった。
ポストシーズンではミルウォーキー・バックスとの1回戦で得点源のタイラー・ヒーロー、ベテランのヴィクター・オラディポ(現ヒューストン・ロケッツ)がケガを負って離脱も、ジミー・バトラー、バム・アデバヨの2枚看板を中心に見事な戦いを披露した。
『spotrac』によると、昨季レギュラーシーズンにおけるヒート選手の総欠場試合数は292試合。これはデトロイト・ピストンズ(294試合)に次いでリーグ2番目に多かった。最終的に26通りの先発陣を送り込んだが、ベンチ陣の活躍もあって乗り切ってみせた。
もっとも、今季もチームはケガに泣かされており、現在はアデバヨ(腰)、ヒーロー(足首)、ヘイウッド・ハイスミス(背中)、RJ・ハンプトン(ヒザ)が欠場中で、ドルー・スミスは右ヒザ負傷によって今季絶望に。ここまでリーグ最多となる14通りの先発ラインナップ(昨季は26通り)を組むなど、戦力ダウンを余儀なくされている。
それでも、彼らが勝利を目指すことに変わりはない。12月11日(日本時間12日)のシャーロット・ホーネッツ戦の前にエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は現状についてこう話していた。
「言い訳などしない。誰が出場できないかは関係ないんだ。この1試合のためにフォーカスしなければならない。我々が敗れた試合のうち、いくつかは勝利するチャンスが多くあった。それがすべてだ」
ホーネッツ戦でヒートは相手の追い上げを振り切り、116-114で勝利。5本の長距離砲を沈めたダンカン・ロビンソンが24得点、7リバウンド、4アシスト、2スティール、バトラーが23得点、8アシスト、ケイレブ・マーティンが20得点、9リバウンド、5アシスト、新人ハイメ・ハケスJr.が18得点をマーク。
さらにこの日は、ベテランのケビン・ラブが4本の3ポイント成功を含む今季最多の19得点に6リバウンドで勝利に大きく貢献した。
「ケビンのリーダーシップと存在感について私が今さら話すことはない。彼にはチャンピオンシップレベルの経験が申し分なく備わっている。このチームの若い選手にとって素晴らしいだけでなく、ジミーとの相性もいい。あの2人がコートで一緒にプレーすると、素晴らしい繋がりと調和が生まれるんだ」(スポールストラHC)
現在は13勝10敗(勝率56.5%)でイースト9位だが、闘将バトラー率いるヒートは戦力差を跳ね除け、勝利を手繰り寄せる粘り強い戦さがある。今季も上位陣にとって彼らはプレーオフで対戦を避けたい相手と言えそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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『spotrac』によると、昨季レギュラーシーズンにおけるヒート選手の総欠場試合数は292試合。これはデトロイト・ピストンズ(294試合)に次いでリーグ2番目に多かった。最終的に26通りの先発陣を送り込んだが、ベンチ陣の活躍もあって乗り切ってみせた。
もっとも、今季もチームはケガに泣かされており、現在はアデバヨ(腰)、ヒーロー(足首)、ヘイウッド・ハイスミス(背中)、RJ・ハンプトン(ヒザ)が欠場中で、ドルー・スミスは右ヒザ負傷によって今季絶望に。ここまでリーグ最多となる14通りの先発ラインナップ(昨季は26通り)を組むなど、戦力ダウンを余儀なくされている。
それでも、彼らが勝利を目指すことに変わりはない。12月11日(日本時間12日)のシャーロット・ホーネッツ戦の前にエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は現状についてこう話していた。
「言い訳などしない。誰が出場できないかは関係ないんだ。この1試合のためにフォーカスしなければならない。我々が敗れた試合のうち、いくつかは勝利するチャンスが多くあった。それがすべてだ」
ホーネッツ戦でヒートは相手の追い上げを振り切り、116-114で勝利。5本の長距離砲を沈めたダンカン・ロビンソンが24得点、7リバウンド、4アシスト、2スティール、バトラーが23得点、8アシスト、ケイレブ・マーティンが20得点、9リバウンド、5アシスト、新人ハイメ・ハケスJr.が18得点をマーク。
さらにこの日は、ベテランのケビン・ラブが4本の3ポイント成功を含む今季最多の19得点に6リバウンドで勝利に大きく貢献した。
「ケビンのリーダーシップと存在感について私が今さら話すことはない。彼にはチャンピオンシップレベルの経験が申し分なく備わっている。このチームの若い選手にとって素晴らしいだけでなく、ジミーとの相性もいい。あの2人がコートで一緒にプレーすると、素晴らしい繋がりと調和が生まれるんだ」(スポールストラHC)
現在は13勝10敗(勝率56.5%)でイースト9位だが、闘将バトラー率いるヒートは戦力差を跳ね除け、勝利を手繰り寄せる粘り強い戦さがある。今季も上位陣にとって彼らはプレーオフで対戦を避けたい相手と言えそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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