バスケットボールのみならず、スポーツ界においては30代ともなればベテランと見なされる。契約満了や戦力外での放出もあれば、現役を続けるために新天地を求める選手もいるが、今年5月に現役を引退したカーメロ・アンソニーは、スーパースターが晩年に移籍することには好感を持っていないようだ。
カーメロは、自身と作家・俳優のキッドメロがホストを務めるポッドキャスト『7PM in Brooklyn』で、「ブロン(レブロン・ジェームズ/ロサンゼルス・レイカーズ/38歳)、ステフ(ステフィン・カリー/ゴールデンステイト・ウォリアーズ/35歳)、KD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ/35歳)、CP(クリス・ポール/ゴールデンステイト・ウォリアーズ/38歳)、35歳を超えても彼らは今もプレーしている」と言及。自身も38歳まで現役を続けたが、今なおリーグを代表するスーパースターとしてハイパフォーマンスを続けるかつてのライバルたちを称賛した。
過去には、「俺は現役にすがることはしない。そんな道には進まない。その時が来たら俺は去る」と語っていたカーメロ。「もし30歳を過ぎて他のチームに行ったら」と問われると、「もう終わりだよ(笑)」と冗談交じりに答えた。
「(トロント)ラプターズのジャージーを着たアキーム(オラジュワン)、(サンアントニオ)スパーズのジャージーを着たTマック(トレイシー・マッグレディ)、クリーブランド(キャバリアーズ)や(ボストン)セルティックスのジャージーを着たシャック(シャキール・オニール)はクレイジーだ。ヒューストンのジャージーを着た俺もね。正直、自分でも『メロ、お前は意地汚い奴だった』と思うよ(笑)」
デンバー・ナゲッツ(2003~11年)、ニューヨーク・ニックス(11~17年)時代は絶対的なエースだったカーメロだが、その後はオクラホマシティ・サンダー(17-18シーズン)、ヒューストン・ロケッツ(18-19シーズン)、ポートランド・トレイルブレイザーズ(19~21年)、ロサンゼルス・レイカーズ(21-22シ-ズン)と渡り歩き、役割も3番手、シックスマンと変わっていった。キャリア終盤にチームを転々としたことは、本人の中でも少なからず悔いがあるようだ。
さらに、カーメロは神様マイケル・ジョーダンとナゲッツ時代に共闘したアレン・アイバーソンに関しても、「(ワシントン)ウィザーズでのMJ(ジョーダン)を見たくなかった。あんなのは見たくなかった。メンフィス(グリズリーズ)でのAI(アイバーソン)、デトロイト(ピストンズ)でのAIもね」と語っていた。
一方で、12月に39歳を迎える大ベテランながら、今季もハイレベルなプレーを続けるレブロンに脱帽している。
「人生75年、スポーツで20年プレーできる選手はほとんどいない。38歳、39歳でトッププレーヤーで居続けるなんてクレイジーだ。まさに鉄人だよ。俺もNBAで19年間プレーしたけど、大きなケガはなかった。自分の身体が重要なファクターになっていた。コビー(ブライアント)も自分なりの方法でそれを成し遂げた」
理想のキャリアの在り方への考え方は人それぞれだが、カーメロの中では現役を続けるためにチームを転々とするのは美学に反するようだ。
構成●ダンクシュート編集部
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過去には、「俺は現役にすがることはしない。そんな道には進まない。その時が来たら俺は去る」と語っていたカーメロ。「もし30歳を過ぎて他のチームに行ったら」と問われると、「もう終わりだよ(笑)」と冗談交じりに答えた。
「(トロント)ラプターズのジャージーを着たアキーム(オラジュワン)、(サンアントニオ)スパーズのジャージーを着たTマック(トレイシー・マッグレディ)、クリーブランド(キャバリアーズ)や(ボストン)セルティックスのジャージーを着たシャック(シャキール・オニール)はクレイジーだ。ヒューストンのジャージーを着た俺もね。正直、自分でも『メロ、お前は意地汚い奴だった』と思うよ(笑)」
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さらに、カーメロは神様マイケル・ジョーダンとナゲッツ時代に共闘したアレン・アイバーソンに関しても、「(ワシントン)ウィザーズでのMJ(ジョーダン)を見たくなかった。あんなのは見たくなかった。メンフィス(グリズリーズ)でのAI(アイバーソン)、デトロイト(ピストンズ)でのAIもね」と語っていた。
一方で、12月に39歳を迎える大ベテランながら、今季もハイレベルなプレーを続けるレブロンに脱帽している。
「人生75年、スポーツで20年プレーできる選手はほとんどいない。38歳、39歳でトッププレーヤーで居続けるなんてクレイジーだ。まさに鉄人だよ。俺もNBAで19年間プレーしたけど、大きなケガはなかった。自分の身体が重要なファクターになっていた。コビー(ブライアント)も自分なりの方法でそれを成し遂げた」
理想のキャリアの在り方への考え方は人それぞれだが、カーメロの中では現役を続けるためにチームを転々とするのは美学に反するようだ。
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