2021-22シーズンのロサンゼルス・レイカーズには、超豪華タレントが揃っていた。レブロン・ジェームズにアンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード……。シーズン途中で退団してしまったものの、開幕時点ではラジョン・ロンドやディアンドレ・ジョーダンといった元オールスターも在籍していた。
ただ、開幕から一向に波に乗り切れず、最終成績は33勝49敗(勝率40.2%)と散々な結果に。開幕前は優勝候補の一角と目されていたものの、プレーオフどころかプレーイン・トーナメントにすら進めず、ウエスタン・カンファレンス11位でシーズンを終えた。
まったくもって勝てなかった原因はどこにあったのか。レブロンやデイビスに故障離脱が目立ったことや、そもそもビッグネームの大半が全盛期を過ぎていたことなど様々に考えられるが、その理由は当時のメンバーの1人だったカーメロにもわからないようだ。
昨季限りで現役を引退したカーメロは、自身のポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn』で、ラストイヤーを過ごした2021-22シーズンのレイカーズについて回想。選手たちはオフコートで良好な関係を築いていたにもかかわらず、試合でまったく勝てなかったことに困惑したという。
「コート外でのケミストリーは、コート上で何が起こるかを大きく左右する。例えば、私が所属していたレイカーズは、オフコートでの相性が最高で、スーパーチームと言われていた。フロアの外での、本当にベストな時間。(しかし)コートに立つと、時には理解できないこともあった。
それはシチュエーション(の問題)なのか?システムなのか?何なのか?私たちはいつも、どうすれば修正できるのかを探していた。そして、何が解決策なのかを見つけることはできなかった」
12月頭には、同じく当時のレイカーズに所属していたトレバー・アリーザが「私たちは年を取り過ぎていた」と笑いながら語っていたように、主力の大半が30歳半ばでは消耗の激しいNBAの舞台で勝つのは難しい。カーメロは解決策を探したというが、そもそも敗因は戦術やシステムにあったのではなく、メンバー構成の時点で失敗だったと考えるのが妥当だろう。
その失敗を経て、現在は若手とベテランを融合させたチーム作りにシフトしているレイカーズ。はたして今季、4年ぶり18度目のリーグ制覇を果たすことができるのか。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
ただ、開幕から一向に波に乗り切れず、最終成績は33勝49敗(勝率40.2%)と散々な結果に。開幕前は優勝候補の一角と目されていたものの、プレーオフどころかプレーイン・トーナメントにすら進めず、ウエスタン・カンファレンス11位でシーズンを終えた。
まったくもって勝てなかった原因はどこにあったのか。レブロンやデイビスに故障離脱が目立ったことや、そもそもビッグネームの大半が全盛期を過ぎていたことなど様々に考えられるが、その理由は当時のメンバーの1人だったカーメロにもわからないようだ。
昨季限りで現役を引退したカーメロは、自身のポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn』で、ラストイヤーを過ごした2021-22シーズンのレイカーズについて回想。選手たちはオフコートで良好な関係を築いていたにもかかわらず、試合でまったく勝てなかったことに困惑したという。
「コート外でのケミストリーは、コート上で何が起こるかを大きく左右する。例えば、私が所属していたレイカーズは、オフコートでの相性が最高で、スーパーチームと言われていた。フロアの外での、本当にベストな時間。(しかし)コートに立つと、時には理解できないこともあった。
それはシチュエーション(の問題)なのか?システムなのか?何なのか?私たちはいつも、どうすれば修正できるのかを探していた。そして、何が解決策なのかを見つけることはできなかった」
12月頭には、同じく当時のレイカーズに所属していたトレバー・アリーザが「私たちは年を取り過ぎていた」と笑いながら語っていたように、主力の大半が30歳半ばでは消耗の激しいNBAの舞台で勝つのは難しい。カーメロは解決策を探したというが、そもそも敗因は戦術やシステムにあったのではなく、メンバー構成の時点で失敗だったと考えるのが妥当だろう。
その失敗を経て、現在は若手とベテランを融合させたチーム作りにシフトしているレイカーズ。はたして今季、4年ぶり18度目のリーグ制覇を果たすことができるのか。
構成●ダンクシュート編集部
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