現地時間12月16日（日本時間17日、日付は以下同）、オクラホマシティ・サンダーは敵地ボール・アリーナでデンバー・ナゲッツと対戦。118－117と接戦の末に昨季王者を撃破した。

　この試合、攻守における勝利の立役者となったのがシェイ・ギルジャス・アレキサンダーとチェット・ホルムグレンだ。SGAは116－117の残り0.9秒に劇的な決勝ジャンパーをヒット。ホルムグレンは守護神としてペイントエリアに君臨し、８本ものブロックをお見舞いした。

　試合後、ナゲッツの大黒柱ニコラ・ヨキッチが注目したのは、ディフェンス面におけるホルムグレンのハイパフォーマンス。スタッツとして計上されたブロックだけでなく、相手選手のショットの選択肢を変えさせてしまうほどのゴール下での存在感という、数字に残らない部分の貢献度も好評価した。
  「彼はたくさんのショットを変えた。彼は多くのショットをブロックした。彼は今日、いるだけですごくよかった。彼は9ブロック（実際は８）しただけでなく、ただそこにいるだけで、ショットを変えてもいたと思う」

　また、ヨキッチはホルムグレンが新人王だけでなく、もっと上のレベルを目指せると考えているようだ。

「それ（新人王）は彼の目標じゃないはずだ。もっともっと上に行けると思うよ」

　２年連続でシーズンMVPに輝き、昨季はついにNBAの頂点に立つなど、今や現役最強選手との呼び声も高いヨキッチからさらなる飛躍へ太鼓判を押されたホルムグレン。“未来のMVP”となるべく邁進する21歳の若武者から、今後も目が離せそうにない。

構成●ダンクシュート編集部

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