現地時間12月18日(日本時間19日、日付は以下同)、ミネソタ・ティンバーウルブズは敵地カセヤ・センターでマイアミ・ヒートと対戦。
過去9試合で8勝をあげ、ウエスタン・カンファレンス首位に立つウルブズだが、この日は昨季ファイナリストに前半で最大17点のリードを奪われるなど、54-66と劣勢を強いられる。
しかし、後半に入るとディフェンスから流れを変え、第3クォーターに相手を17得点に封じ込めると、6点差に詰めて迎えた第4クォーターにはエースのアンソニー・エドワーズが10得点、シックスマンのナズ・リードが9得点、守護神のルディ・ゴベアが6リバウンド、2ブロックと躍動し、112-108で逆転勝利を収めた。
最終スタッツはエドワーズが32得点、8リバウンド、5アシスト、3スティール、2ブロック、カール・アンソニー・タウンズが18得点、8リバウンド、ゴベアが9得点、16リバウンド、2スティール、2ブロック、マイク・コンリーが14得点、6アシスト、リードが13得点を記録。
試合後、ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)が「彼らがリーグ№1のディフェンスチームであるのには理由がある」と語ったように、ウルブズは後半にヒートを42得点、フィールドゴール成功率を36.4%(前半は58.1%)に抑え込んだ。
勝負所で抜群の存在感を放ったゴベアは、「ディフェンス面でやるべきことを毎回やれば、試合に勝てるポジションに自分たちを置くことができる」と振り返り、「僕らはとても楽しんでいる。まだ成長の余地はあるけど、かなり良いチームになってきている」と自信を深めているようだった。
敵将が述べたように、今季のチームはディフェンスが良く、ここまで平均105.9失点、被フィールドゴール成功率43.6%、ディフェンシブ・レーティング106.8はいずれもリーグトップ、相手を110点以下に封じた試合では18勝1敗(94.7%)と驚異的な勝率を誇っている。
難敵ヒートに勝利したことで、チームはフランチャイズ史上最速で20勝目に到達。シーズン42勝の昨季は20勝までに41試合、46勝をあげた一昨季は40試合、ケビン・ガーネット、ラトレル・スプリーウェル、サム・キャセールのビッグ3を軸に、カンファレンス1位&球団史上最多の58勝を残した2003-04シーズンでも30試合を要していることからも、今季のチームがいかに好調なのかが分かる。
19日の試合でイースタン・カンファレンス首位のボストン・セルティックスがゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れたことで、リーグ単独首位にも浮上したウルブズ。シーズンはまだ60試合近く残っているが、ゴベアを中心とした堅守が健在である限り、今後も大崩れすることはなさそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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