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NBA

「対戦相手を憎んでいた」元ヒートのハズレムが現役時代を回想「KGやポールのような下衆なヤツらは相手にしない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.12.30

元ヒートのハズレム(左)は現役時代、セルティックスに憎しみを抱いていたという。(C)Getty Images

元ヒートのハズレム(左)は現役時代、セルティックスに憎しみを抱いていたという。(C)Getty Images

 2022-23シーズン限りでNBAキャリアにピリオドを打ったユドニス・ハズレムは、現役時代にマイアミ・ヒートで20年間過ごし、リーグ優勝3回を経験した。ヒートはボストン・セルティックスとライバル関係にあったが、当時は“憎しみ”さえ抱いていたという。

 2003年にドラフト外でヒート入りしたハズレム。ルーキーイヤーからコンスタントに出場機会を掴み、3年目の05-06シーズンにはシャキール・オニールやドゥエイン・ウェイドとともにフランチャイズ初優勝に貢献した。その後、ウェイド、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、クリス・ボッシュの“スリーキングス”時代も黒子役としてチームを支え、12、13年のリーグ連覇も経験。決して派手さはなかったが、身を粉にして全力を尽くすスタイルと類まれなリーダーシップで、ヒートの“ハート&ソウル”とも言われた。

 コビー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)、ダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス)に続き、史上3人目となるひとつのチームで20年以上のキャリアを過ごした選手となったハズレム。

 現在43歳のヒートのレジェンドはテレビ番組『OGS Show』に出演した際、現役時代にセルティックスに異常なまでのライバル心を持っていたことを明かした。
 
「私の時代は、ライバル関係を含めて、対戦しなければならない相手を憎んでいたものさ。セルティックスと対戦する時の私の気持ちが分かるだろう? アイツらには我慢できない」

 本人によれば、現在セルティックスでプレーする選手たちにはそういった感情はないが、激しいバトルを繰り広げた殿堂入り選手のケビン・ガーネットやポール・ピアースに対しては嫌悪感があったという。

「(ジェイソン)テイタムや(ジェイレン)ブラウンは好きだが、KG(ガーネット)やポール(ピアース)のような年老いた下衆なヤツらは相手にしない。もし私がスーパーや食料品店で彼らを見つけたら、すべての商品がひっくり返るような事態になるだろう。若い世代は、自分でビーフ(口喧嘩)でも何でも作ればいい」

 フェアプレーをすることが大前提ながら、ハズレムを20年間、通算879試合出場に導いたのは、そういったライバルたちに対する闘争心だったと言えるだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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