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NBA

「メンタル面の問題」苦境に立つ渡邊雄太がローテーション復帰へ意欲「自分がまだプレーできるんだと証明しないといけない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.01.05

ブレイクした昨季前半戦から一転、今季は不調に苦しむ渡邊。反転攻勢を狙うサンズで居場所を掴めるか。(C)Getty Images

ブレイクした昨季前半戦から一転、今季は不調に苦しむ渡邊。反転攻勢を狙うサンズで居場所を掴めるか。(C)Getty Images

 現地時間1月4日、フェニックス・サンズはチーム練習後にフランク・ヴォーゲルHC(ヘッドコーチ)、チメジー・メトゥ、渡邊雄太がメディアからの質問に応じた。

 年末年始に4連勝を飾ったサンズは、3日のロサンゼルス・クリッパーズ戦を122-131で落とし、現在ウエスタン・カンファレンス9位の18勝16敗(勝率52.9%)。ケビン・デュラントがハムストリング負傷のため2戦連続で欠場中だが、長期離脱にはならない見込みで、中盤戦からの巻き返しを目指している。

 そんななか、渡邊は直近9戦のうち6試合で出場機会なしとローテーションを外れており、その期間に出場した3試合でも計19分、4得点と苦しんでいる。

 NBAキャリア6年目を戦う29歳の日本人フォワードは「ローテーションへ戻るために、どの部分を練習しているのか?」という質問に、次のように語った。

「僕の強みは3ポイントです。ただ、今年はあまりよく決まっていません。練習ではよく決まっているので、メンタル面の問題なんだというのはわかっています。たくさん打っていかないといけませんし、いい状態を保たないといけないので、週に2、3回ピックアップゲームをプレーしています」
 
 ブルックリン・ネッツに所属した昨季序盤、渡邊は3ポイント成功率で一時リーグトップに立つなどセンセーショナルな活躍を披露した。だが今季はここまで22試合の出場で平均15.8分、4.2点、1.9リバウンドに3ポイント成功率32.9%(平均1.0本成功)と低迷。

 特に12月は7試合の出場でフィールドゴール成功率28.6%、3ポイント成功率26.3%で平均2.6点と不振。12月12日を最後に、現在は5戦連続で3ポイントを決めることができずにいる。

「今年はプレッシャーがかかる場面で100%の自分ではありませんでした」と渡邊。「自分のマインドとメンタルを正しい状態へ戻し、次にコートへ立つ時には自分がまだプレーできるんだと証明しないといけません。このチームにはハイレベルな選手がたくさんいます。プレータイム争いは本当にタフなので、体調を保ち、常にシャープでいる必要があります」と前を見据えていた。
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