“NBA史上最も小柄な得点王”として、1990年代後半から2000年代にかけて爆発的な人気を誇ったアレン・アイバーソン。一世を風靡したカリスマは、現代NBAでコンビを組みたい選手に、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチの名前を挙げている。
1996年のドラフト全体1位指名でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したアイバーソンは、身長183cm(実際はそれ以下との説もあり)と小柄ながら大男たちを相手に得点を量産。2000-01シーズンには平均31.1点で自身2度目の得点王に輝くとともにMVPを獲得し、チームを18年ぶりのNBAファイナルに導いた(結果はレイカーズに1勝4敗で敗退)。
キャリア中盤以降はデンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズ、シクサーズ復帰を挟んで、トルコのベシクタシュとチームを渡り歩いたものの、NBA通算2万4368得点は歴代28位にランクイン。「大事なのは身体のサイズじゃない。“ハートのサイズ”だ」の名言とともに世界中のファンを魅了し、2016年にバスケットボール殿堂入り、21年にはNBA75周年記念チームに選出されている。
アイバーソンは『Paramount+ with Showtime』の番組『Headliners with Rachel Nichols』に出演した際、現役の誰とバックコートでコンビを組みたいかとのテーマに、「今ならルカ(ドンチッチ)が望ましい」とすぐさま答えた。
ドンチッチは身体能力に頼ることなく、緩急自在のドリブルや多彩なスキルで試合を支配する現代屈指のテクニシャンだ。昨年12月6日(日本時間7日)のユタ・ジャズ戦では前半だけで29得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成。24歳の若さで通算トリプルダブル回数はラリー・バード(59回/元ボストン・セルティックス)を抜いて歴代9位の60回に到達、現在は62回へと数字を伸ばしている。
また、1月7日(同8日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では34得点、6リバウンド、8アシストの活躍に加え、身長213cmのカール・アンソニー・タウンズに対して守備でも奮闘。試合後には、「僕は(フィジカルが)強いんだ。みんなはそうは思っていないけどね。でも、僕はNBAで最もパワフルな脚を持っていると思う」と自負していた。
アイバーソンは、そんなドンチッチと自分の補完性は高いと考えているようだ。
「彼は大型ポイントガードで、俺は2番(シューティングガード)でプレーできる。彼は2番(の選手)をガードできるし、俺は1番(ポイントガード)をガードできる。相手にとっては致命的で、非常に危険なコンビになるだろう」
ドンチッチは現在、スコアリングガードのカイリー・アービングとコンビを組んで好成績を残しており、その意味ではアイバーソンとの融合も理に適っている。優勝できるかは別として、考えただけでも心が躍るデュオなのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
1996年のドラフト全体1位指名でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したアイバーソンは、身長183cm(実際はそれ以下との説もあり)と小柄ながら大男たちを相手に得点を量産。2000-01シーズンには平均31.1点で自身2度目の得点王に輝くとともにMVPを獲得し、チームを18年ぶりのNBAファイナルに導いた(結果はレイカーズに1勝4敗で敗退)。
キャリア中盤以降はデンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズ、シクサーズ復帰を挟んで、トルコのベシクタシュとチームを渡り歩いたものの、NBA通算2万4368得点は歴代28位にランクイン。「大事なのは身体のサイズじゃない。“ハートのサイズ”だ」の名言とともに世界中のファンを魅了し、2016年にバスケットボール殿堂入り、21年にはNBA75周年記念チームに選出されている。
アイバーソンは『Paramount+ with Showtime』の番組『Headliners with Rachel Nichols』に出演した際、現役の誰とバックコートでコンビを組みたいかとのテーマに、「今ならルカ(ドンチッチ)が望ましい」とすぐさま答えた。
ドンチッチは身体能力に頼ることなく、緩急自在のドリブルや多彩なスキルで試合を支配する現代屈指のテクニシャンだ。昨年12月6日(日本時間7日)のユタ・ジャズ戦では前半だけで29得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成。24歳の若さで通算トリプルダブル回数はラリー・バード(59回/元ボストン・セルティックス)を抜いて歴代9位の60回に到達、現在は62回へと数字を伸ばしている。
また、1月7日(同8日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では34得点、6リバウンド、8アシストの活躍に加え、身長213cmのカール・アンソニー・タウンズに対して守備でも奮闘。試合後には、「僕は(フィジカルが)強いんだ。みんなはそうは思っていないけどね。でも、僕はNBAで最もパワフルな脚を持っていると思う」と自負していた。
アイバーソンは、そんなドンチッチと自分の補完性は高いと考えているようだ。
「彼は大型ポイントガードで、俺は2番(シューティングガード)でプレーできる。彼は2番(の選手)をガードできるし、俺は1番(ポイントガード)をガードできる。相手にとっては致命的で、非常に危険なコンビになるだろう」
ドンチッチは現在、スコアリングガードのカイリー・アービングとコンビを組んで好成績を残しており、その意味ではアイバーソンとの融合も理に適っている。優勝できるかは別として、考えただけでも心が躍るデュオなのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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