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NBA

出場停止処分が解除されたグリーンは、低迷するウォリアーズの救世主となれるか?カーHC「“バランス”がすべてのカギ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.12

出場停止処分が明け、10日の試合ではベンチで戦況を見守ったグリーン。苦しむチームを救えるか。(C)Getty Images

出場停止処分が明け、10日の試合ではベンチで戦況を見守ったグリーン。苦しむチームを救えるか。(C)Getty Images

 リーグからの無期限出場停止処分が解け、実戦復帰を目指しているゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーン。チームの指揮を執るスティーブ・カーHCは悩める問題児に対して理解を示しつつ、復帰に向け必要な要素について言及している。

 グリーンはキャリア12年間でリーグ優勝4回、オールディフェンシブ1stチーム選出4回、17年には最優秀守備選手賞を受賞するなど、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソンと並ぶウォリアーズ黄金期の中核として活躍してきた。

 一方で、2016年のNBAファイナル第4戦でレブロン・ジェームズ(当時クリーブランド・キャバリアーズ/現ロサンゼルス・レイカーズ)の股間付近を叩き、累積によるペナルティで重要な第5戦を出場停止、22年10月には当時同僚だったジョーダン・プール(現ワシントン・ウィザーズ)と練習中に衝突して殴り合いの喧嘩に発展するなど、トラブル常習犯の一面も持つ。通算退場回数18回は現役最多だ。
 
 今季もすでに退場を3回経験しており、昨年11月のミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではルディ・ゴベアに見舞ったヘッドロックが問題視され、5試合の出場停止処分を喰らった。そして、12月12日のフェニックス・サンズ戦でポジション争いをしていたユスフ・ヌルキッチの顔を殴打し、フレイグラントファウル2をコールされて退場処分。スポーツマンとしてふさわしくない過去の行為の数々も考慮し、NBAから無期限の出場停止処分が科された。

 欠場試合数が「12」に及んだ今年1月6日、NBAはグリーンの出場停止処分の解除を発表。ウォリアーズもグリーンのチーム復帰を発表し、7日から練習施設を利用して実戦復帰を目指すことになった。

 グリーンは自身のポッドキャスト『The Draymond Green Show』で、NBAコミッショナーのアダム・シルバーと会話するなかで「自分にはもう限界だ。引退する」と引退の計画も出したと告白。しかし、「アダムに『非常に急な決断をしようとしている。私がそうさせない』と言われた」という。
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