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NBA

大忙しのオールスター期間を終えた地元の英雄ハリバートン。MVPは逃すも「楽しんでプレーできた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.02.20

非公式のホスト役を十二分に全うしたハリバートン。オールスター期間を満喫できたようだ。(C)Getty Images

非公式のホスト役を十二分に全うしたハリバートン。オールスター期間を満喫できたようだ。(C)Getty Images

 現地時間2月18日(日本時間19日、日付は以下同)、NBAオールスター2024がインディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで開催され、イースタン・カンファレンスが211-186と史上最高得点を奪って快勝を収めた。

 このオールスター・ウィークエンド、ホストチームのインディアナ・ペイサーズに所属するタイリース・ハリバートンは大忙しだった。16日に行なわれたライジングスターズ決勝ではゲスト解説を務め、17日はスキルズチャレンジと3ポイントコンテストに参戦。そして迎えた日曜の本戦でも、ペイサーズの若きエースは躍動する。

 第1クォーターから5本連続で3ポイントを沈めると、中盤にはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)へのエルボーパスに挑戦。さらに記念すべき200点目も決めるなど、試合を通じて32得点、7リバウンド、6アシスト、3ポイントは10/14と暴れ回った。
 
 惜しくもMVPはデイミアン・リラード(バックス)に譲ったものの、様々な形で地元ファンを大いに盛り上げたハリバートン。試合後の会見で、本人はこう振り返っていた。

「楽しんでバスケットボールをプレーできた。どれくらいプレーするかわからなかったし、自分の足がどう感じるかもわからなかった。でも今日はいい感じで、ワンレッグダンクの後もいい状態にある。これは自分にとってポジティブな兆候さ。もちろん、高い強度でプレーしたわけじゃない。でも状態はいいから、このまま調子を上げ続けていけたらいいね」

 チームメイトたちを見つけ出して彼らの得点機会を見事に演出しつつ、自らも高精度なショットで点を奪うスタイルが魅力のハリバートン。23歳の司令塔は後半戦もコート内外で話題を提供してくれそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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