昨季王者のデンバー・ナゲッツは、オールスター前に3連敗を喫したが、球宴明けの2連戦をモノにし、今季戦績を38勝19敗(勝率66.7%)とした。
ウエスタン・カンファレンス4位のナゲッツは、3位のロサンゼルス・クリッパーズ(37勝18敗/勝率67.3%)とはゲーム差なし、首位のミネソタ・ティンバーウルブズ(39勝17敗/勝率69.6%)とのゲーム差を1.5へ縮めることに成功。
2月22日(日本時間23日、日付は以下同)はワシントン・ウィザーズを130-110、23日はポートランド・トレイルブレイザーズを127-112と快勝。どちらもリーグ下位に低迷している格下相手ではあったものの、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)はこう話していた。
「このリーグでは、机上で勝つべき相手を着実に倒さなければならない。総じて、我々は勝率5割未満のチームを下すという見事な仕事を遂行してきたと思う。今の我々はプレーオフに向けた戦いを始めなければならない。25(勝)-0(敗)で残り試合を終えるわけではないが、そのマインドセットを持っていなければならない」
現在カンファレンス5位のニューオリンズ・ペリカンズ(34勝23敗/勝率59.6%)とは4ゲーム離れているとはいえ、ナゲッツとしては最低でも4位以内をキープしてプレーオフ1回戦のホームコート・アドバンテージを手にしたいところ。
ナゲッツはホームのボール・アリーナで22勝5敗と大きく勝ち越し、勝率5割未満のチームに対しても20勝4敗と圧倒している。
エースのニコラ・ヨキッチは、ウィザーズ戦でフィールドゴール成功率100.0%(10/10)のパーフェクトゲームで21得点、19リバウンド、15アシスト、ブレイザーズ戦でも29得点、15リバウンド、14アシストと、2戦連続でトリプルダブルをマーク。
これにより、NBA史上3人目となる全チームからトリプルダブルを達成、さらにレギュラーシーズン通算122回目(歴代4位)とし、プレーオフ(16回)との合算で計138回とし、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と並んで歴代4位タイとした。
ヨキッチ擁するナゲッツは前述のように下位チームに対する取りこぼしが少ない一方、5割以上の相手は17勝15敗。勝ち越しているとはいえ、上位のウルブズ(24勝12敗)やサンダー(22勝10敗)、クリッパーズ(20勝12敗)と比べるとやや物足りないのも事実。
連覇がかかるポストシーズンに向け、チームはここから少しずつギアを上げていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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「このリーグでは、机上で勝つべき相手を着実に倒さなければならない。総じて、我々は勝率5割未満のチームを下すという見事な仕事を遂行してきたと思う。今の我々はプレーオフに向けた戦いを始めなければならない。25(勝)-0(敗)で残り試合を終えるわけではないが、そのマインドセットを持っていなければならない」
現在カンファレンス5位のニューオリンズ・ペリカンズ(34勝23敗/勝率59.6%)とは4ゲーム離れているとはいえ、ナゲッツとしては最低でも4位以内をキープしてプレーオフ1回戦のホームコート・アドバンテージを手にしたいところ。
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これにより、NBA史上3人目となる全チームからトリプルダブルを達成、さらにレギュラーシーズン通算122回目(歴代4位)とし、プレーオフ(16回)との合算で計138回とし、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と並んで歴代4位タイとした。
ヨキッチ擁するナゲッツは前述のように下位チームに対する取りこぼしが少ない一方、5割以上の相手は17勝15敗。勝ち越しているとはいえ、上位のウルブズ(24勝12敗)やサンダー(22勝10敗)、クリッパーズ(20勝12敗)と比べるとやや物足りないのも事実。
連覇がかかるポストシーズンに向け、チームはここから少しずつギアを上げていきたいところだ。
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