アレン・アイバーソンは、1998-99シーズン(平均26.8点)、2000-01シーズン(平均31.1点)、01-02シーズン(平均31.4点)、04-05シーズン(平均30.7点)と計4度の得点王を獲得したNBAのレジェンドだ。
身長183cmのスコアラーは、平均30点以上を記録したシーズンは4回を数えるが、本人は現在のNBAでプレーすれば「平均43点」は可能だと自信を覗かせている。
1996年のドラフト1位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したアイバーソンは、瞬く間にチームのエースへ。鋭いドリブルを武器に得点を量産し、00-01シーズンには得点王に輝くとともに初のシーズンMVPを獲得し、NBAファイナルにも進出した。
キャリア中盤以降はデンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズ、シクサーズ、トルコのベシクタシュと渡り歩いたが、「大事なのは身体のサイズじゃない。"ハートのサイズ"だ」の名言とともに大男たちを切り裂く姿は人々の記憶に刻まれ、通算2万4368得点は歴代28位にランクイン。2016年にはバスケットボール殿堂入りも果たしている。
01年のファイナルで対戦するなど、しのぎを削った1人であるシャキール・オニール(シャック)のポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』に出演した際、「今なら平均何点取れる?」と尋ねられると、静かに自信を覗かせた。
「コビー(ブライアント)が平均35点をあげた年に、俺はスコアリングタイトルを奪われた。俺は平均33点だった。もし俺がワイドオープンな今の時代でプレーしたとしたら、当時で33点だから43点までは上がるだろう。(平均)10点の上積みだ」
05-06シーズン、平均35.4点でコビーが得点王を獲得。アイバーソンはキャリアベストの平均33.0点をあげながらも2位に終わった(3位のレブロン・ジェームズも平均31.4点を記録)。アイバーソンの言葉を聞いたシャックは「同意するよ」と答え、アイバーソンも「きっとそうなる」と語った。
アイバーソンと言えば、タロン・ルー(現ロサンゼルス・クリッパーズHC)が天敵の1人だったが、センター全盛時代にプレーしたシャックには倒す相手がたくさんいたことを引き合いに出しつつ、印象に残っているディフェンダーの名前を挙げている。
「シャックは(パトリック)ユーイング、(ディケンベ)ムトンボ、(アルビダス)サボニス、(デイビッド)ロビンソン、(リック)スミッツ、アキーム(オラジュワン)、ビッグ・カントリー(ブライアント・リーブス)に対してプレーしないといけなかった。
俺はマーカス・バンクス(NBAで8年間プレーしたガード)には敬意を払う。身長188cmでずんぐりしたガッチリ体型だけど、横に動ける。肩を当てて上手く移動させないようにする。カットインさせずに問題を起こさせるんだ。コビーにも時折手を焼かされた。あとは…ダマー・ジョンソン。身長206cmあって、後ろに下がっても俺のショットをブロックできた」
今季のNBAでは、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが平均34.3点で得点王レースのトップを走るが、アイバーソンがもし現代でプレーしていたら、それを上回ることができていたか、興味深いところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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身長183cmのスコアラーは、平均30点以上を記録したシーズンは4回を数えるが、本人は現在のNBAでプレーすれば「平均43点」は可能だと自信を覗かせている。
1996年のドラフト1位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団したアイバーソンは、瞬く間にチームのエースへ。鋭いドリブルを武器に得点を量産し、00-01シーズンには得点王に輝くとともに初のシーズンMVPを獲得し、NBAファイナルにも進出した。
キャリア中盤以降はデンバー・ナゲッツ、デトロイト・ピストンズ、メンフィス・グリズリーズ、シクサーズ、トルコのベシクタシュと渡り歩いたが、「大事なのは身体のサイズじゃない。"ハートのサイズ"だ」の名言とともに大男たちを切り裂く姿は人々の記憶に刻まれ、通算2万4368得点は歴代28位にランクイン。2016年にはバスケットボール殿堂入りも果たしている。
01年のファイナルで対戦するなど、しのぎを削った1人であるシャキール・オニール(シャック)のポッドキャスト『The Big Podcast with Shaq』に出演した際、「今なら平均何点取れる?」と尋ねられると、静かに自信を覗かせた。
「コビー(ブライアント)が平均35点をあげた年に、俺はスコアリングタイトルを奪われた。俺は平均33点だった。もし俺がワイドオープンな今の時代でプレーしたとしたら、当時で33点だから43点までは上がるだろう。(平均)10点の上積みだ」
05-06シーズン、平均35.4点でコビーが得点王を獲得。アイバーソンはキャリアベストの平均33.0点をあげながらも2位に終わった(3位のレブロン・ジェームズも平均31.4点を記録)。アイバーソンの言葉を聞いたシャックは「同意するよ」と答え、アイバーソンも「きっとそうなる」と語った。
アイバーソンと言えば、タロン・ルー(現ロサンゼルス・クリッパーズHC)が天敵の1人だったが、センター全盛時代にプレーしたシャックには倒す相手がたくさんいたことを引き合いに出しつつ、印象に残っているディフェンダーの名前を挙げている。
「シャックは(パトリック)ユーイング、(ディケンベ)ムトンボ、(アルビダス)サボニス、(デイビッド)ロビンソン、(リック)スミッツ、アキーム(オラジュワン)、ビッグ・カントリー(ブライアント・リーブス)に対してプレーしないといけなかった。
俺はマーカス・バンクス(NBAで8年間プレーしたガード)には敬意を払う。身長188cmでずんぐりしたガッチリ体型だけど、横に動ける。肩を当てて上手く移動させないようにする。カットインさせずに問題を起こさせるんだ。コビーにも時折手を焼かされた。あとは…ダマー・ジョンソン。身長206cmあって、後ろに下がっても俺のショットをブロックできた」
今季のNBAでは、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが平均34.3点で得点王レースのトップを走るが、アイバーソンがもし現代でプレーしていたら、それを上回ることができていたか、興味深いところだ。
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