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NBA

ウェンバンヤマのDPOY受賞にグリーンは「まったく賛同できない」異を唱える理由は「彼は若いし、チームもまだまだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.06

DPOYの有力候補となったウェンバンヤマ(左)だが、グリーン(右)は「まったく賛同できない」という。(C)Getty Images

DPOYの有力候補となったウェンバンヤマ(左)だが、グリーン(右)は「まったく賛同できない」という。(C)Getty Images

 現地時間3月4日(日本時間5日、日付は以下同)、NBAは2月の月間最優秀新人賞を発表。イースタン・カンファレンスからはシャーロット・ホーネッツのブランドン・ミラーが、ウエスタン・カンファレンスはサンアントニオ・スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマが、それぞれ2か月連続で選ばれた。

 特にウェンバンヤマは同月、いずれもルーキー最多となる平均21.3点、10.7リバウンド、2.0スティール、3.9ブロックに4.5アシスト、3ポイント成功率41.3%(平均2.2本成功)と驚異的なスタッツを記録。

 シーズン全体でも、4日終了時点で平均28.7分のプレータイムながら20.9点、10.2リバウンド、3.4アシスト、1.3スティール、3.4ブロックをマーク。スティールはリーグ全体でも13位タイ、ブロックでは同1位に君臨している。

 224cm・95kgというサイズに240cmのウイングスパンを持つ20歳の大器は、新人王の筆頭候補なのは当然として、5日に米メディア『VEGAS INSIDER』に公開された最優秀守備選手賞(DPOY)の最新版オッズでルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)に次いで堂々2位にランクイン。
 
 長い腕を駆使したディフェンスで強烈なインパクトを与えているウェンバンヤマは、試合を重ねるごとに成長を遂げており、すでに相手チームにとって大きな脅威となっている。

 そんななか、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンが5日に公開されたポッドキャスト番組『The Draymond Green show』で、ウェンバンヤマについてこう話していた。

「彼が最近の最優秀守備選手賞のオッズで2位に入っている。だが、これにはまったく賛同できないね。理由はあのチームのディフェンスがリーグ24位だからだ」

 ウェンバンヤマが所属するスパーズは、4日を終えてウエスト最下位の13勝48敗(勝率21.3%)で、ディフェンシブ・レーティングはリーグ23位の117.3にとどまっている。『Basketball-Reference.com』でウェンバンヤマ個人のディフェンシブ・レーティングはリーグ3位(107.4)の高数値ながら、DPOYは個人成績だけでなくチーム戦績も加味されるアウォードだけに、グリーンの指摘はあながち間違いとは言えない。
 
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