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八村塁、3ポイント7本成功と爆発した要因は“リバウンド”にあり!「ボールに触る機会が増えればリズムに乗るのは簡単」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.28

3ポイント成功数で自己最多を更新した八村だが、リバウンドも2試合連続で2桁を記録。ボールタッチの増加が好調につながっている。(C)Getty Images

 現地時間3月27日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地6連戦の2戦目でメンフィス・グリズリーズと対戦。136-124で勝利を収め、今季最長の5連勝を飾った。

 前日にミルウォーキー・バックスを2度の延長の末に128-124で破ったレイカーズは、その試合で自己最長の51分52秒プレーしてゲームハイの34得点、23リバウンド、4ブロックをマークしたアンソニー・デイビスが欠場。一方で、バックス戦を左足首のケガで欠場していたレブロン・ジェームズが復帰し、勝利に備えた。

 もっとも、この日最高の輝きを放ったのは、八村塁だった。バックス戦で今季初のダブルダブル(16得点、14リバウンド)をマークした26歳の日本人フォワードは開始2分、得意のミッドレンジジャンパーで最初のフィールドゴールを決めると、第2クォーターにはストップジャンパーやカッティングからレブロンのパスをもらって豪快なダンクを炸裂。

 この日の八村はシュートタッチが冴えわたり、以降は面白いように3ポイントを沈めていく。左右のコーナーやウイングから長距離砲を突き刺し、試合を通じてなんと成功率87.5%を記録。自己ベストの7本成功でゲームハイの32得点を叩き出し、勝利に大きく貢献した。
 
 八村は昨季のプレーオフ、ファーストラウンド初戦でグリズリーズ相手にベンチから5本の3ポイントを含む29得点を奪っていたが、メンフィスのフェデックス・フォーラムでプレーするのは今季初。ただ、ホームに迎えた昨年11月14日の対戦時にも3ポイント3本をノーミスで決めて23得点を奪っていたこともあり、好感触を得ていたのだろう。

 最終的にチーム最長の35分37秒コートに立った八村は、リズムに乗ることができた要因はリバウンドにあったという。バックス戦に続きグリズリーズ戦でも10本をもぎ取り、2戦連続でダブルダブルを記録した八村は試合後、次のように語っている。

「リバウンドを取れたことでリズムに乗れました。僕はボールプッシュできるので、ボールに触る機会が増えればリズムに乗るのは簡単です。リバウンド面でもこの調子でやっていきたいと思います。オフェンスでもアグレッシブであり続けたいです。僕にとってはそれが普通のことですけど、レブロンかAD(デイビス)がいない場合はリムアタックとシュートの機会が増えます。それが僕にできることです」
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