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NBA

ナゲッツの連覇&カナダの金メダル獲得のキーマン!マレーがパリ五輪へ意気込み「ワクワクしている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.03.31

大舞台に強いマレーの健康状態がナゲッツ連覇のカギを握る。カナダ代表としても注目の存在だ。(C)Getty Images

大舞台に強いマレーの健康状態がナゲッツ連覇のカギを握る。カナダ代表としても注目の存在だ。(C)Getty Images

 現地時間3月29日、デンバー・ナゲッツはホームのボール・アリーナでミネソタ・ティンバーウルブズとのウエスタン・カンファレンス頂上決戦に臨むも、相手の堅守の前に98-111で敗れた。

 ウルブズがアンソニー・エドワーズ(25得点、5アシスト、3スティール)、マイク・コンリー(23得点、8アシスト)、ルディ・ゴベア(21得点、12リバウンド、3ブロック)とバランス良く活躍したのに対し、ナゲッツはニコラ・ヨキッチがゲームハイの32得点に10リバウンド、5アシストを残すも、ほかに15得点以上を奪った選手はおらず、フィールドゴール成功率39.8%(35/88)と不発。

 昨季王者はオールスターブレイク後に6連勝スタートで波に乗り、ウエストでベストの15勝4敗(勝率78.9%)を記録したものの、ここ4戦だけを見れば2勝2敗の五分。27日のフェニックス・サンズ戦に続き、球宴後初の2連敗を喫した。
 
 とはいえ、30日時点でナゲッツはウエスト3位の51勝23敗(勝率68.9%)。首位で並ぶウルブズ、オクラホマシティ・サンダー(ともに51勝22敗/勝率69.9%)とは0.5ゲーム差と、再びトップに浮上する可能性は十分残されている。

 ただし、チームが完全体となるためにはジャマール・マレーの復帰が絶対条件。今季平均20.9点、4.1リバウンド、6.7アシストに3ポイント成功率41.9%(平均2.4本成功)を残す27歳は、左足首捻挫と右ヒザの腫れのため4戦連続で欠場中。その間チームは下位に低迷するポートランド・トレイルブレイザーズとメンフィス・グリズリーズに勝利した一方、前述の通り上位陣には勝ち切れずにいる。

 ヨキッチに次ぐ第2の得点源で、クラッチプレーヤーとしても定評のあるエースガードについて、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は「我々が必要としているレベルで競い合う状態には達していない」と語っていたことから、もうしばらく欠場は続く見込み。「プレーオフが始まる前にはコートに戻ってくると思う」と、4月上旬~中旬の復帰を目指しているようだ。
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