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NBA

謹慎後も暴走が止まらぬグリーンはもはや更生不能?連日の問題行動に相手選手の家族が口撃「引退して自分の人生を生きるべき」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.03.29

出場停止処分から復帰後も暴れん坊ぶりが止まらないグリーン。写真はグリズリーズ戦でアルダマの胸ぐらを掴んだシーン。(C)Getty Images

出場停止処分から復帰後も暴れん坊ぶりが止まらないグリーン。写真はグリズリーズ戦でアルダマの胸ぐらを掴んだシーン。(C)Getty Images

 現地時間3月27日に敵地キア・センターで行なわれたオーランド・マジックとの一戦。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、開始わずか3分36秒でテクニカルファウル2回により退場処分となった。グリーンの退場は今季4回目。前日のマイアミ・ヒート戦でも相手選手の首に手をかける危険プレーを見せており、批判が相次いでいる。

 “悪童”のレッテルを貼られても仕方ないだろう。グリーンは昨年11月14日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でルディ・ゴベアの首を絞めて5試合の出場停止となると、12月12日のフェニックス・サンズ戦ではユスフ・ヌルキッチの顔面を殴打したことが決定打となり、NBAから無期限の出場停止処分を科された。

 謹慎中はカウンセリングを受けるなどして、結果的に処分は1か月で解除。今年1月15日のメンフィス・グリズリーズ戦からカムバックしたが、3月20日のグリズリーズ戦でサンティ・アルダマとの小競り合いから両軍を巻き込んだ騒動に発展し、そのわずか6日後のヒート戦では開始2分16秒にスクリーンに来たパティ・ミルズの首に腕をかけ、地面に叩きつけようとする危険プレー(コモンファウル扱い)に及び、波紋を呼んだ。
 
 そして迎えた翌日のマジック戦。第1クォーター残り8分24秒にマジックのパオロ・バンケロがレイアップを決めるとともに、ステフィン・カリーのファウルでバスケットカウント判定となった際に事件は起こった。

 カリーのファウルに納得がいかなかったグリーンはレフェリーに強く抗議し、テクニカルファウルを取られる。それでもグリーンの怒りは収まらず、レフェリーに対して20秒以上にわたって怒鳴り続け、2回目のテクニカルファウルが宣告。試合開始から4分足らず、0得点、3リバウンド、1アシストという成績で退場処分となった。

 グリーンの退場はこれで今季4回目。『ESPN Stats&Info』によれば、1シーズンに4回の退場は2017-18シーズンのケビン・デュラント(当時ウォリアーズ/現フェニックス・サンズ)の5回以来で、第1クォーターに複数回の退場処分を受けたのは直近20年間でグリーンが初となった。

 クルーチーフのミッチェル・アービンによると、グリーンはレフェリーに対して冒涜的な言葉を吐いたという。本人も試合後に自身のポッドキャスト『The Draymond Green Show』で、「俺が言ったことは、あの時点で退場させられて当然だった。正直、ベンチに向かう前にいろいろ言ってしまった。あってはいけないことだった」と反省の弁を述べている。
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