ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、持ち前のディフェンス力とチームの潤滑油的な役割でチームの4回の優勝に貢献してきた。時に自分を抑え切れず、今季だけで退場は4回を数えるが、元NBA選手のゼイビア・マクダニエルは、その闘争心を高く買っているようだ。
マクダニエルは現役時代、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)、フェニックス・サンズ、ニューヨーク・ニックス、ボストン・セルティックス、ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)で計870試合に出場。
ソニックス時代は平均20点を4回クリアするなどスコアラーとして活躍したほか、ニックス在籍時のプレーオフではシカゴ・ブルズのスコッティ・ピッペンに対してタフなディフェンスを披露。通称“エックスマン”は、フィジカルなプレーで相手選手と口論になることも多かった。
現在60歳のマクダニエルはポッドキャスト『No Nonsense Tim Thomas & Scoop B』に出演した際、今のNBAにおいて自身を彷彿とさせる数少ない選手にグリーンの名前を挙げた。
「態度や姿勢、立ち振る舞い的にはドレイモンド・グリーンだね。プレーに関しては、私みたいなプレーをする選手はいない。私のゲームは、誰とも比較できない。私のターンアラウンドジャンパーは凄いんだ。ドレイモンドを除いては、対戦相手にFワードを言うくらいの熱いコンペティターで、私のようなプレーをする選手はいない。ドレイモンドはウォリアーズの偉大なシステムだ」
グリーンはキャリア平均8.7点とスコアラータイプではなく、2017年に最優秀守備選手賞に輝くなど、ディフェンスが持ち味だけに、プレーにおいて共通点は少ないかもしれない。それでも、マクダニエルはグリーンの燃えるような闘争心は嫌いではないようだ。
「ドレイモンドは敵対的なのに、ほかの人間は誰も彼に攻撃的ではないのは大きな違いだ。いじめっ子はみんなをいじめ、誰もいじめっ子をいじめることはない。ドレイモンドは誰かに殴られるまで、それを続けるつもりだ。
私は彼に対して腹を立てているわけではない。何もしないよりは、ファウルで誰かをやっつけるのを見たい。多くの選手は何もない。ルールは劇的に変わったしね」
グリーンは現地時間3月27日(日本時間28日)のオーランド・マジック戦で、開始から約4分でテクニカルファウル2回により退場処分。前日のマイアミ・ヒート戦でも相手選手の首に手をかける危険プレーを見せており、批判が相次いだ。
元オールスター選手のケニョン・マーティンは昨年、ギルバート・アリナスがホスト役を務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「なぜ誰もドレイモンドに報復しないんだ? 俺の故郷ではいじめっ子もいじめられる。ドレイモンドのことは好きだし、彼のプレーやウォリアーズのためにしてきたことは好きだけどね」と疑問を呈していた。
賛否両論のグリーンだが、今季のプレーオフでウォリアーズが快進撃を見せれば、周囲の評価は変わるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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「態度や姿勢、立ち振る舞い的にはドレイモンド・グリーンだね。プレーに関しては、私みたいなプレーをする選手はいない。私のゲームは、誰とも比較できない。私のターンアラウンドジャンパーは凄いんだ。ドレイモンドを除いては、対戦相手にFワードを言うくらいの熱いコンペティターで、私のようなプレーをする選手はいない。ドレイモンドはウォリアーズの偉大なシステムだ」
グリーンはキャリア平均8.7点とスコアラータイプではなく、2017年に最優秀守備選手賞に輝くなど、ディフェンスが持ち味だけに、プレーにおいて共通点は少ないかもしれない。それでも、マクダニエルはグリーンの燃えるような闘争心は嫌いではないようだ。
「ドレイモンドは敵対的なのに、ほかの人間は誰も彼に攻撃的ではないのは大きな違いだ。いじめっ子はみんなをいじめ、誰もいじめっ子をいじめることはない。ドレイモンドは誰かに殴られるまで、それを続けるつもりだ。
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賛否両論のグリーンだが、今季のプレーオフでウォリアーズが快進撃を見せれば、周囲の評価は変わるかもしれない。
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