カーメロ・アンソニーはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と同じ2003年ドラフトでNBA入りし、19年間のキャリアでリーグ歴代10位の通算2万8289得点をマークした。そんな名スコアラーが現役時代に「唯一、尊敬できる」“共感者”がアレン・アイバーソンだったという。
カーメロはデンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックス、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、レイカーズと渡り歩き、通算1260試合に出場した。
2012-13シーズンに得点王(平均28.7点)に輝いたほか、オールスター出場10回、NBA75周年記念チーム選出、さらにアメリカ代表としても五輪金メダル3回と、将来の殿堂入りは確実視されている。
今年の殿堂入りが決まったチャンシー・ビラップス(現ブレイザーズHC)のほか、アマレ・スタッダマイアー、ラッセル・ウエストブルック(現ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジェームズ・ハーデン(現クリッパーズ)、デイミアン・リラード(現ミルウォーキー・バックス)、レブロンやアンソニー・デイビス(現レイカーズ)といったスター選手とプレーした経験を持つカーメロ。
自身と作家・俳優のキッドメロがホストを務めるポッドキャスト『7PM in Brooklyn』で明かした尊敬する選手が、2006年12月~08年11月にナゲッツで共闘したアイバーソンだった。
「当時、俺は彼の弟みたいなものだった。AI(アイバーソン)は唯一、尊敬できる男だった。俺のダイナミクス、直面していたこと、経験していたこと、常にエリートでなければいけないこと…すべてを理解してくれる唯一の人だと感じた。それが俺の根源だったけど、彼を見ていると、それが何なんだって感じさ。
ニュースのヘッドラインになり、スタッツやプレーも注目される。身長183cmの男が40点、45点、50点を叩き出す。クレイジーだ。コート外でのことは関係なく、コートに立ち、プレーすることにフォーカスするようになった。マインドセットに関して多くを学ばせてもらった」
当時ナゲッツのアシスタントコーチだったジャマール・モーズリー(現オーランド・マジックHC)は昨年9月に『HoopsHype Podcast』で、「彼らがデンバーにいた時は、楽しかったし、競争力に満ちていた。特に彼らは競争心が強かった。勝つチャンスはあると思った」と、カーメロ&アイバーソンの強力デュオの素晴らしさを語っている。
アイバーソンはナゲッツで計135試合に出場して平均25.6点、3.0リバウンド、7.1アシスト、FG成功率45.6%、3ポイント成功率34.4%をマーク。フィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代の絶対的エースからは一歩引き、カーメロを立てることも少なくなかった。
そういった姿勢は、カーメロがニックスに移籍して以降の振る舞いや、キャリア終盤にシックスマンの役割を受け入れたことにも影響を及ぼしたのは間違いない。
構成●ダンクシュート編集部
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アイバーソンはナゲッツで計135試合に出場して平均25.6点、3.0リバウンド、7.1アシスト、FG成功率45.6%、3ポイント成功率34.4%をマーク。フィラデルフィア・セブンティシクサーズ時代の絶対的エースからは一歩引き、カーメロを立てることも少なくなかった。
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