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NBA

ナゲッツがヨキッチへ15番を与えたことに“先輩”カーメロがチクリ「チームは俺のやってきたことをかき消そうとした」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.01.15

現在ナゲッツの15番と言えばヨキッチだが、2000年代のチームではカーメロ(左)が着用していた。(C)Getty Images

現在ナゲッツの15番と言えばヨキッチだが、2000年代のチームではカーメロ(左)が着用していた。(C)Getty Images

 昨年5月に現役引退を発表したカーメロ・アンソニーは、19年間のNBAキャリアでデンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックス、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、ロサンゼルス・レイカーズでプレーした。

 レギュラーシーズン計1260試合で平均22.5点、6.2リバウンド、2.7アシスト、1.0スティール、NBA歴代9位の通算2万8289得点を積み上げてきたフォワードは、オールスターに10度、オールNBAチームに6度選ばれたほか、75周年記念チームにも名を連ねた。

 シラキュース大1年時の2002-03シーズンには同大を初の全米チャンピオンへ導き、NCAAトーナメントの最優秀選手(MOP)に選出。プロ入り後にはアメリカ代表に選ばれ、オリンピックで計3度の金メダルを勝ち獲っており、将来のバスケットボール殿堂入りが確実視されている。

 ただ、NBAで永久欠番になるかどうかは意見が分かれるところだ。ニックスで過ごした約7シーズンで、背番号7を着用したカーメロは平均24.7点、7.0リバウンド、3.2アシスト、2012-13シーズンには平均28.7点を残して得点王に輝いた。

 平均得点と3ポイント成功762本は3位、1万186得点は7位、フリースロー成功2170本は9位、フィールドゴール成功3627本は10位と、上位にこそ顔を出しているものの、プレーオフ出場は3回にとどまった。
 
 もっとも、カーメロ自身はキャリア最初の約8シーズンをプレーしたナゲッツでは背番号15が永久欠番になると信じているようだ。チームはカーメロ加入初年度に9年ぶりのプレーオフ出場を飾り、09年にはカンファレンス・ファイナル進出を果たした。

 ナゲッツで平均24.8点、6.3リバウンド、3.1アシストをあげ、通算出場時間2万521分と1万3970得点、フリースロー成功3582本はそれぞれ3位、フィールドゴール成功4989本が4位、平均得点で7位にランクしている。

 ただ、現在ナゲッツの背番号15は、ニコラ・ヨキッチのイメージが定着している。かつて米スポーツ専門メディア『The Athletic』が報じたところによると、セルビア出身のビッグマンはユースチーム時代にチームで最も背が高く、一番大きな番号が15だったことがきっかけで同番号を背負い、NBA入り前のメガ・バスケット時代も15番を着用した。

 1月11日にポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn』の最新エピソードが公開され、カーメロはナゲッツがヨキッチへ15番を与えたことを次のように語っていた。
 
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