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「彼は俺と同じ点を取った」シャックが無得点のラッセルに皮肉。バークレーは「マスト・ウィンゲームで0/7はあり得ない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.04.27

ナゲッツとのシリーズ第3戦でラッセルは1本もシュートを決めることができず、プレーオフ初の無得点に終わった。(C)Getty Images

 現地時間4月25日(日本時間26日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズはホームのクリプトドットコム・アリーナで行なわれたプレーオフのファーストラウンド第3戦でデンバー・ナゲッツに105-112で敗戦。これで3連敗となり、シリーズ突破に向けて後がなくなった。

 2連敗でホームに戻ったレイカーズは、序盤からアンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズを中心に得点を重ね、第1クォーターで33-23とリードを奪う。しかし、第2クォーターに点差を詰められて第3クォーターに逆転を許すと、第4クォーターも流れを変えることができず、これで対ナゲッツ戦11連敗となった。

 レイカーズはデイビスが33得点、15リバウンド、レブロンが26得点、6リバウンド、9アシスト、オースティン・リーブスが22得点、4スティールをマークしたが、2桁得点はこの3人のみ。3ポイントはチーム全体で5本の成功にとどまり、成功率も18.5%(5/27)に沈んだ。

 チームにとって痛かったのが第2戦で23得点の活躍を見せたディアンジェロ・ラッセルの不振だ。28歳のレフティーはこの試合、24分間の出場でフィールドゴール0/7、3ポイント0/6で無得点と大ブレーキ。
 
 ラッセルは、ナゲッツにスウィープ負けを喫した昨プレーオフのカンファレンス決勝でも4試合で平均6.3点、フィールドゴール成功率32.3%、3ポイント成功率13.3%と振るわず第4戦では先発落ちも味わったが、それでも各ゲームで得点はあげていた。しかし、この日は打てども打てどもシュートは決まらず、ポストシーズン30試合目で初の無得点に終わった。

 第3戦後、『Inside The NBA』でかつてレイカーズでプレーした殿堂入り選手のシャキール・オニール(シャック)は「24分間出場して1点も取れないなんてあり得ない。ディアンジェロ・ラッセルはステップアップする必要がある」とダメ出し。さらに共演者のケニー・スミスとチャールズ・バークレーに対して「彼は、俺や君(スミス)、チャック(バークレー)と同じ点を取ったんだ 」と皮肉った。

 その後、スミスはラッセルがレブロンとデイビスを支えるサポーティングキャストだとフォローしたものの、バークレーは「マスト・ウィンゲームで0/7はあり得ないな」とシャックの意見に同意していた。

 シリーズの流れを変えたい重要なゲームで結果を残せず、ファンや関係者を失望させてしまったラッセル。気持ちを切り替え、28日の第4戦では7本の3ポイントを決めた第2戦の再現を期待したい。

構成●ダンクシュート編集部

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