12月27日(日本時間28日)、ワシントン・ウィザーズはチーム練習を行ない、28日(同29日)のニューヨーク・ニックス戦に備えた。
ここまでウィザーズは9勝21敗、ニックスは8勝24敗と、両チームともイースタン・カンファレンス下位に沈んでいる。
ニックスと対戦するのは今季2回目。12月23日(同24日)の試合では5人が2桁得点をあげて敵地で勝利を収めたが、気がかりなのはケガ人の状況だろう。26日(同27日)のデトロイト・ピストンズ戦では、エースのブラッドリー・ビールも右足下部の痛みにより途中離脱しており、ニックス戦で誰が出場できるかは気になるところ。
練習後、スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)はニックス戦に向けて、ビールの出場は「Questionable(疑わしい)」とし、八村塁とダービス・ベルターンスは欠場と言及。トーマス・ブライアントは「復帰はすぐそこまで近づいている」と本人が語ったものの、具体的な復帰時期は決まっていない。
ブルックスHCは、八村がまだ痛みを感じており、まだ試合や練習を行なえるほどの動きができていない状態と話しており、「ルイは近日中に再診断を受ける予定。明日の試合(ニックス戦)は欠場する」と明言している。
となると、八村はニックス戦だけでなく、年内最後の試合となる30日(同31日)のマイアミ・ヒート戦も欠場する可能性がある。
ブライアントが12月上旬に右足甲のストレス反応によって戦線離脱してからというもの、ウィザーズはアンジェス・パセチニクス、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・ウィリアムズと契約。そしてアドミラル・スコフィールド、ジャスティン・ロビンソンをチーム傘下のGリーグチーム(キャピタルシティ・ゴーゴー)から何度も呼び戻すなど、試合に出場する選手を何度も入れ替えてきた。
ケガによる戦線離脱でロースターが変動していることについて、ビールはこう語っている。
「ケガ人が多く、本来とは異なるポジションでプレーしている選手がいることもあって、サイズにも欠けている。苦戦の要因はいろいろあるけど、言い訳にはできない。もっと精いっぱいやること、まだコート上で嚙み合ってはいないけど、努力し続けることが重要なんだ」
ビールは苦しいチーム状況の中、エースとして毎試合コートに立って競い合うことを自らの義務だと思っているのだろう。その言葉には、リーダーとしての責任感も感じられた。
新加入選手や若手が苦しい時期に奮戦することで、ブライアントや八村がコートに戻る時に、ウィザーズはチーム全体の底上げができることが期待できる。まずは目の前の試合、ニックス戦に出場できる選手たちがベストを尽くし、白星を掴みたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
ここまでウィザーズは9勝21敗、ニックスは8勝24敗と、両チームともイースタン・カンファレンス下位に沈んでいる。
ニックスと対戦するのは今季2回目。12月23日(同24日)の試合では5人が2桁得点をあげて敵地で勝利を収めたが、気がかりなのはケガ人の状況だろう。26日(同27日)のデトロイト・ピストンズ戦では、エースのブラッドリー・ビールも右足下部の痛みにより途中離脱しており、ニックス戦で誰が出場できるかは気になるところ。
練習後、スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)はニックス戦に向けて、ビールの出場は「Questionable(疑わしい)」とし、八村塁とダービス・ベルターンスは欠場と言及。トーマス・ブライアントは「復帰はすぐそこまで近づいている」と本人が語ったものの、具体的な復帰時期は決まっていない。
ブルックスHCは、八村がまだ痛みを感じており、まだ試合や練習を行なえるほどの動きができていない状態と話しており、「ルイは近日中に再診断を受ける予定。明日の試合(ニックス戦)は欠場する」と明言している。
となると、八村はニックス戦だけでなく、年内最後の試合となる30日(同31日)のマイアミ・ヒート戦も欠場する可能性がある。
ブライアントが12月上旬に右足甲のストレス反応によって戦線離脱してからというもの、ウィザーズはアンジェス・パセチニクス、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・ウィリアムズと契約。そしてアドミラル・スコフィールド、ジャスティン・ロビンソンをチーム傘下のGリーグチーム(キャピタルシティ・ゴーゴー)から何度も呼び戻すなど、試合に出場する選手を何度も入れ替えてきた。
ケガによる戦線離脱でロースターが変動していることについて、ビールはこう語っている。
「ケガ人が多く、本来とは異なるポジションでプレーしている選手がいることもあって、サイズにも欠けている。苦戦の要因はいろいろあるけど、言い訳にはできない。もっと精いっぱいやること、まだコート上で嚙み合ってはいないけど、努力し続けることが重要なんだ」
ビールは苦しいチーム状況の中、エースとして毎試合コートに立って競い合うことを自らの義務だと思っているのだろう。その言葉には、リーダーとしての責任感も感じられた。
新加入選手や若手が苦しい時期に奮戦することで、ブライアントや八村がコートに戻る時に、ウィザーズはチーム全体の底上げができることが期待できる。まずは目の前の試合、ニックス戦に出場できる選手たちがベストを尽くし、白星を掴みたい。
文●秋山裕之(フリーライター)