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【NBA】カイリー&ドンチッチが躍動したマブズが2年ぶりに1回戦突破!クリッパーズは今季も頂点に届かず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.05.04

熱い抱擁を交わすアービングとドンチッチ。第6戦は2人で58得点、シリーズを通じてチームを牽引した。(C)Getty Images

 現地時間5月3日、テキサス州ダラスのアメリカンエアラインズ・センターでロサンゼルス・クリッパーズ(第4シード)とダラス・マーベリックス(第5シード)のプレーオフ1回戦第6戦が行なわれ、114-101でマーベリックスが勝利。シリーズ4勝2敗で2年ぶりの1回戦突破を果たした。

 前戦を30点差で圧勝したマブズが王手をかけて迎えたホームでの大一番。前半は第1クォーターをマブズ、第2クォーターにクリッパーズがそれぞれ8点をリードして52-52の同点で折り返す展開。勝負の後半、流れを掴んだのはホームのマブズだった。

 前半わずか2得点にとどまったカイリー・アービングが幸先良くショットを決めると、ルカ・ドンチッチ、アービングの連続3ポイントで早々に8点差に。ここからダニエル・ギャフォードやデレック・ライブリー二世、PJ・ワシントンらサポーティングキャストも躍動し、第3クォーター終了時には15点までリードを拡大する。

 最後の12分間も、15得点を稼いだアービングを中心に攻め立て、守備でも強度を落とさなかったマブズが完勝。優勝した2011年以降では2度目のファーストラウンド突破を果たした。
 
 最終的に、マブズはアービングが後半の28点を含む30得点、4アシスト、2スティール、2ブロック、ドンチッチが28得点、7リバウンド、13アシストとWエースが仕事を遂行。ワシントンが4本の3ポイントを含む14得点、ギャフォードが13得点、6リバウンド、ライブリー二世が10得点、9リバウンドと続いた。カンファレンス準決勝では第1シードのオクラホマシティ・サンダーと対戦する。

 一方、後半に攻守で圧倒されたクリッパーズは、控えのノーマン・パウエルが20得点で最多。ポール・ジョージが18得点、11リバウンド、ジェームズ・ハーデンが16得点、13アシスト、イビツァ・ズバッツが17得点、11リバウンドと3人がダブルダブルをマークするも、ジョージはフィールドゴール成功率33.3%(6/18)、ハーデンは31.3%(5/16)と冴えが見られず。ラッセル・ウエストブルックもベンチから約9分間で6得点にとどまった。

 今季のクリッパーズは、シーズン序盤にハーデンを獲得後、6連敗から9連勝と立て直し、一時ウエストの首位にも立つなど上々のシーズンを送ったが、エースのカワイ・レナードが終盤に離脱(プレーオフでは第2、3戦のみ出場)。マブズには2020、21年の1回戦でいずれも勝利していたが、今回は立場が逆転し、ジョージ、ハーデン、ウエストブルックを含めた悲願の初優勝の夢はまたも潰えることとなった。

構成●ダンクシュート編集部

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