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「勝者はいない。いるのは敗者だけだ」冷戦状態が続くジョーダン&ピッペンにバークレーが心境を吐露「関係は決して元には戻らない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.05.08

現役時代にジョーダン&ピッペン率いるブルズとファイナルで対戦経験があるバークレー(左)は、2人の関係は元に戻らないと語った。(C)Getty Images

 マイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンはシカゴ・ブルズで2度の3連覇を成し遂げ、"史上最高デュオ"の呼び声も高いが、近年は確執が表面化している。そんななか、同じ時代を戦った元NBA選手のチャールズ・バークレー(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)は、2人の置かれた複雑な状況に同情している。

 ピッペンがかつての相棒ジョーダンに噛み付く発端となったのは、2020年に公開されたブルズ黄金期の舞台裏を追ったドキュメンタリー『ザ・ラストダンス』。同作でジョーダンが必要以上に好意的に描かれていたことに不快感を示し、翌21年に発売された自伝『Unguarded』で「ジョーダンは自分を美化する一方で、私をはじめとしたチームメイトには十分な称賛を与えなかった」と名指しで批判したのだ。

 それだけでは終わらない。ピッペンは23年5月にはブルズ時代の同僚ステイシー・キングがホストを務める番組『Gimme The Hot Sauce』で、「ブルズでプレーする前、ジョーダンのプレーを見ていた。彼はひどい選手で、一緒にプレーするのが恐ろしかった」と、ジョーダンを"ワンマンプレーヤー"呼ばわりして火に油を注いだ。
 
 今年1月にブルズがフランチャイズの歴史を通して特別な貢献をはたした選手やコーチ、フロントオフィスの人々を称える「リング・オブ・オナー」の表彰式にも参加しなかったピッペンとジョーダン。ピッペンの元妻であるラルサ・ピッペン(49歳)と、ジョーダンの次男マーカス・ジョーダン(33歳)の交際も状況をややこしくしている要因だろう。

 ラルサは21年にピッペンとの離婚が成立。22年9月からマーカスと交際を始め、その後は別れと復縁を繰り返しているとされる。ジョーダンは昨年『TMZ』の「2人の交際を認めるか」という質問に対し、「ノー」とだけ答えている。

 自身も近年はジョーダンとの犬猿の仲が取り沙汰されるなど関係が断絶されているバークレーは、元NFL選手のシャノン・シャープがホストを務めるポッドキャスト番組『Club Shay Shay』に出演した際、「元チームメイトと自分の娘が付き合ったらどう思う?」と尋ねられ、「絶対に嫌だね」と即答した。
 
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「マイケルとスコッティの関係は決して元には戻らない」