5月14日(日本時間15日、日付は以下同)、米スポーツ専門局『ESPN』は、今年のプレーオフのイースタン・カンファレンス・ファイナルで、『NBA Countdown』のゲストアナリストにクリス・ポール(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が出演することを発表した。
ポールはマリカ・アンドリューズ記者、アナリストのスティーブン・A・スミス、スポーツライターのマイケル・ウィルボン、エイドリアン・ウォジナロウスキー記者、元ウォリアーズのバスケットボール運営部代表兼ゼネラルマネージャーのボブ・マイヤーズと、トークを展開していくこととなる。
カンファレンス・ファイナルは5月21、22日に開始される予定だが、イーストのカンファレンス・セミファイナルはボストン・セルティックスがクリーブランド・キャバリアーズに対して3勝1敗、ニューヨーク・ニックスがインディアナ・ペイサーズに3勝2敗でそれぞれ王手をかけており、19、20日に早まる可能性がある。
ポールは今月6日に39歳を迎え、NBAキャリアは19年を誇る。今季は58試合の出場に終わるも、平均26.4分、9.2点、3.9リバウンドに加えてチームトップの6.8アシスト、1.2スティールをマークした。
今季のウォリアーズはウエスタン・カンファレンス10位の46勝36敗(勝率56.1%)でレギュラーシーズンを終えてサクラメント・キングスとのプレーイン・ゲームへ臨んだが、94-118と大敗。3シーズンぶりにプレーオフ進出を逃がした。
キングス戦で18分間コートに立ち、3得点、1リバウンド、2アシストを記録したポールは、来季の契約が無保証となっており、今夏に完全FA(フリーエージェント)になる可能性がある。
これまでNBAの第一線で活躍を続けてきた"ポイント・ゴッド"は、12度のオールスター、11度のオールNBAチーム、9度のオールディフェンシブチーム選出を誇り、5度のアシスト王と6度のスティール王獲得の実績があり、NBAの75周年記念チームにも名を連ねた将来の殿堂入り選手。
4月17日に米スポーツ専門メディア『The Athletic』に公開された記事のなかで、ポールは「妻と子どもたち、家族、それに僕のサポートシステムのみんなと話すつもり。でもそれはそういうこと(引退)じゃない。それは確かだ」と現役続行を明言。
ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とドレイモンド・グリーンはポールのことをこう評していた。
「彼は申し分ないプロだ。若い選手たちにとっては最高のメンターでもある。私がこれまで一緒に過ごしてきたなかで、素晴らしいプロの1人だ。クリスをコーチングするのは大好きだから、私は彼にはぜひ戻ってきてほしいね」(カーHC)
「今年、彼と一緒にプレーする機会を得て、俺は感謝しているし、すごくハッピーだった。(もともと不仲だったから)何百年も一緒にプレーするなんて想像していなかった。勝ち続けることはできなかったが、最高だった。彼が来年いるのか、俺が残っているかどうかに関係なく、俺たちは関係を構築できたんだ」(グリーン)
ポールが来季どのチームでプレーするかは不透明だが、『ESPN』でアナリストを務めることは、引退後のセカンドキャリアに好影響を及ぼすことになりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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カンファレンス・ファイナルは5月21、22日に開始される予定だが、イーストのカンファレンス・セミファイナルはボストン・セルティックスがクリーブランド・キャバリアーズに対して3勝1敗、ニューヨーク・ニックスがインディアナ・ペイサーズに3勝2敗でそれぞれ王手をかけており、19、20日に早まる可能性がある。
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今季のウォリアーズはウエスタン・カンファレンス10位の46勝36敗(勝率56.1%)でレギュラーシーズンを終えてサクラメント・キングスとのプレーイン・ゲームへ臨んだが、94-118と大敗。3シーズンぶりにプレーオフ進出を逃がした。
キングス戦で18分間コートに立ち、3得点、1リバウンド、2アシストを記録したポールは、来季の契約が無保証となっており、今夏に完全FA(フリーエージェント)になる可能性がある。
これまでNBAの第一線で活躍を続けてきた"ポイント・ゴッド"は、12度のオールスター、11度のオールNBAチーム、9度のオールディフェンシブチーム選出を誇り、5度のアシスト王と6度のスティール王獲得の実績があり、NBAの75周年記念チームにも名を連ねた将来の殿堂入り選手。
4月17日に米スポーツ専門メディア『The Athletic』に公開された記事のなかで、ポールは「妻と子どもたち、家族、それに僕のサポートシステムのみんなと話すつもり。でもそれはそういうこと(引退)じゃない。それは確かだ」と現役続行を明言。
ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)とドレイモンド・グリーンはポールのことをこう評していた。
「彼は申し分ないプロだ。若い選手たちにとっては最高のメンターでもある。私がこれまで一緒に過ごしてきたなかで、素晴らしいプロの1人だ。クリスをコーチングするのは大好きだから、私は彼にはぜひ戻ってきてほしいね」(カーHC)
「今年、彼と一緒にプレーする機会を得て、俺は感謝しているし、すごくハッピーだった。(もともと不仲だったから)何百年も一緒にプレーするなんて想像していなかった。勝ち続けることはできなかったが、最高だった。彼が来年いるのか、俺が残っているかどうかに関係なく、俺たちは関係を構築できたんだ」(グリーン)
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文●秋山裕之(フリーライター)
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