ミネソタ・ティンバーウルブズは、現地時間5月19日(日本時間20日)に行なわれたプレーオフのウエスタン・カンファレンス準決勝の第7戦、敵地でデンバー・ナゲッツを98-90で撃破し、シリーズ成績4勝3敗でカンファレンス決勝に駒を進めることになった。
ウルブズはこの試合、前年王者のナゲッツに主導権を握られ、第3クォーター残り10分50秒にジャマール・マレーの3ポイントで38-58と20点差をつけられる。しかしアンソニー・エドワーズとカール・アンソニー・タウンズを中心に28-9のランで1点差とすると、第4クォーターにはルディ・ゴベアとナズ・リードが8得点、ジェイデン・マクダニエルズが7得点をあげて逆転。5点リードの残り40秒にはマイク・コンリーのミスショットをタウンズが拾い、そのままダンクを決めて勝利を決定づけた。
ウルブズがカンファレンス決勝に勝ち進むのは2003-04シーズン以来フランチャイズ史上2度目の快挙。奇しくもこの日は、チームが初のカンファレンス決勝進出を決めてからちょうど20年、さらに当時エースを務めていたケビン・ガーネット(KG)の48回目の誕生日でもあった。
この日の結果を受け、カンファレンス準決勝のカードは、ウエストが第3シードのウルブズと第5シードのダラス・マーベリックス、イーストは第1シードのボストン・セルティックスと第6シードのインディアナ・ペイサーズに決定。
ウルブズは今季マブズに対して3勝1敗、セルティックスはペイサーズに3勝2敗とレギュラーシーズンの成績、ホームコート・アドバンテージから判断すると、ウルブズとセルティックスがNBAファイナルに勝ち進むという声は多い。
そんななか、現役時代にウルブズとセルティックスに在籍経験のある殿堂入り選手のKGは、ポッドキャスト 『Ticket and The Truth 』で、両チームの対戦が実現した場合、どちらのチームを応援するのかと聞かれ、次のように答えた。
「俺は50/50だ。(どちらもチームも)大好きだ。ここに座って両方を応援できる。それができるのは世界で俺だけだ。俺はどちらの味方でもある。俺はウルフ(ウルブズ)でもあり、ケルト人(セルティックス)でもあるんだからね」
そしてKGは「どちら側につくかは言えない。俺はミネソタとセルティックのハーフなんだ。俺は両方で金を手に入れた。俺はここでいい。どんな形でも愛は愛に変わりはない。どっちから呼ばれても、俺はそのラインにいる」とコメントした。
KGはウルブズで約14シーズン(1995~2007、15~16)を過ごし、970試合の出場で平均19.8点、11.0リバウンド、4.3アシストをあげたほか、04~07年に4年連続リバウンド王、03年にオールスターMVP、04年にはチームをカンファレンス1位に導き、MVPを受賞。6年間プレー(07~13)したセルティックスでは、396試合で平均15.7点、8.3リバウンド、2.7アシスト、移籍初年度の08年に最優秀守備選手賞に選出され、キャリア唯一の優勝も経験した。22年3月には背番号5がセルティックスの永久欠番になっている。
はたしてウルブズとセルティックスの頂上決戦は実現するのか。ファイナル出場をかけた最終決戦は、イーストが5月21日(日本時間22日)、ウエストが22日(23日)に開幕する。
構成●ダンクシュート編集部
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ウルブズがカンファレンス決勝に勝ち進むのは2003-04シーズン以来フランチャイズ史上2度目の快挙。奇しくもこの日は、チームが初のカンファレンス決勝進出を決めてからちょうど20年、さらに当時エースを務めていたケビン・ガーネット(KG)の48回目の誕生日でもあった。
この日の結果を受け、カンファレンス準決勝のカードは、ウエストが第3シードのウルブズと第5シードのダラス・マーベリックス、イーストは第1シードのボストン・セルティックスと第6シードのインディアナ・ペイサーズに決定。
ウルブズは今季マブズに対して3勝1敗、セルティックスはペイサーズに3勝2敗とレギュラーシーズンの成績、ホームコート・アドバンテージから判断すると、ウルブズとセルティックスがNBAファイナルに勝ち進むという声は多い。
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「俺は50/50だ。(どちらもチームも)大好きだ。ここに座って両方を応援できる。それができるのは世界で俺だけだ。俺はどちらの味方でもある。俺はウルフ(ウルブズ)でもあり、ケルト人(セルティックス)でもあるんだからね」
そしてKGは「どちら側につくかは言えない。俺はミネソタとセルティックのハーフなんだ。俺は両方で金を手に入れた。俺はここでいい。どんな形でも愛は愛に変わりはない。どっちから呼ばれても、俺はそのラインにいる」とコメントした。
KGはウルブズで約14シーズン(1995~2007、15~16)を過ごし、970試合の出場で平均19.8点、11.0リバウンド、4.3アシストをあげたほか、04~07年に4年連続リバウンド王、03年にオールスターMVP、04年にはチームをカンファレンス1位に導き、MVPを受賞。6年間プレー(07~13)したセルティックスでは、396試合で平均15.7点、8.3リバウンド、2.7アシスト、移籍初年度の08年に最優秀守備選手賞に選出され、キャリア唯一の優勝も経験した。22年3月には背番号5がセルティックスの永久欠番になっている。
はたしてウルブズとセルティックスの頂上決戦は実現するのか。ファイナル出場をかけた最終決戦は、イーストが5月21日(日本時間22日)、ウエストが22日(23日)に開幕する。
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