ミネソタ・ティンバーウルブズは、現地時間5月19日(日本時間20日)にアウェーでデンバー・ナゲッツに最大20点ビハインドを跳ね返し、98-90で逆転勝利。昨季王者をシリーズ成績4勝3敗で退け、20年ぶりにカンファレンス決勝に駒を進めた。
ウルブズは第6戦まで平均29.7点を記録していたアンソニー・エドワーズが、この日はフィールドゴール成功率25.0%(6/24)でシリーズ最少の16得点にとどまったが、エースが「チームメイトがシュートを決めてくれた。みんなに拍手を送りたい」と振り返ったように、エースの不振をチーム全員でカバー。
カール・アンソニー・タウンズとジェイデン・マクダニエルズがそれぞれ23得点、ルディ・ゴベアが13得点、マイク・コンリーが10得点、シックスマンのナズ・リードが11得点と計6人が2桁得点をマーク。
とりわけ、大一番でステップアップを果たしたのがタウンズだ。213㎝・112㎏の万能スコアラーは、前半から積極的にゴールを攻め立てて13得点を稼ぐと、ディフェンスでもMVPのニコラ・ヨキッチ相手に奮闘。39分間の出場で23得点に12リバウンド、2アシスト、1ブロックをあげたほか、第4クォーター終盤にはプットバックダンクを他叩き込み、ナゲッツに引導を渡した。
選手として最も真価が問われる一戦で見事な活躍を演じ、勝利の立役者となったタウンズについて、エドワーズは試合後に感謝を述べていた。
「KATに感謝するよ。彼ら(ナゲッツ)はカールに対する答えを持っていなかった。カールはこの地球上で最強のビッグマンだ」
クリス・フィンチ・ヘッドコーチも「素晴らしかった。ヨキッチに対するディフェンス、1オン1でもダブルチームでもね。このシリーズではヨキッチを1対1でガードしていた。何度もこれ以上嬉しいことはないし、彼を誇りに思うよ。すべてがうまくいくために彼がした犠牲は、おそらく十分に評価されていないだろう」と称賛していた。
タウンズは今年のプレーオフで全11試合の出場で平均18.8点、9.3リバウンド、2.8アシスト、フィールドゴール成功率51.7%、3ポイント成功率44.0%、フリースロー成功率83.3%を記録(ナゲッツ戦では平均18.6点、9.1リバウンド、3.0アシスト、FG成功率51.0%、3ポイント成功率39.4%、フリースロー成功率79.2%)。
ファウルトラブルで出場時間が制限されたこともあったが、すべてのゲームで2桁得点を残し、長年課題とされていたディフェンスでも1回戦ではフェニックス・サンズのケビン・デュラント、2回戦ではヨキッチというスーパースターを苦しめるなど、成長を見せている。
2015年のドラフト1位で入団し、今ではチーム1の古株となった28歳は、開幕前に「ミネソタで素晴らしいことを成し遂げたい」と語っていたが、役者が揃った今季のウルブズはファイナル進出、そして優勝も手が届く位置にいる。
構成●ダンクシュート編集部
自身を「NBA史上ベストな攻撃型プレーヤー」と評するタウンズがゴベアとの共闘に自信「僕らはあらゆる才能を引き出せる」<DUNKSHOOT>
ウルブズとセルティックスがファイナルに進んだ場合、球団OBのKGはどちらを応援する?「俺はミネソタとセルティックのハーフ」<DUNKSHOOT>
ウルブズの「歴代ベスト5」は?KGは他の選手との兼ね合いでSF。タウンズは史上最高になる可能性も
ウルブズは第6戦まで平均29.7点を記録していたアンソニー・エドワーズが、この日はフィールドゴール成功率25.0%(6/24)でシリーズ最少の16得点にとどまったが、エースが「チームメイトがシュートを決めてくれた。みんなに拍手を送りたい」と振り返ったように、エースの不振をチーム全員でカバー。
カール・アンソニー・タウンズとジェイデン・マクダニエルズがそれぞれ23得点、ルディ・ゴベアが13得点、マイク・コンリーが10得点、シックスマンのナズ・リードが11得点と計6人が2桁得点をマーク。
とりわけ、大一番でステップアップを果たしたのがタウンズだ。213㎝・112㎏の万能スコアラーは、前半から積極的にゴールを攻め立てて13得点を稼ぐと、ディフェンスでもMVPのニコラ・ヨキッチ相手に奮闘。39分間の出場で23得点に12リバウンド、2アシスト、1ブロックをあげたほか、第4クォーター終盤にはプットバックダンクを他叩き込み、ナゲッツに引導を渡した。
選手として最も真価が問われる一戦で見事な活躍を演じ、勝利の立役者となったタウンズについて、エドワーズは試合後に感謝を述べていた。
「KATに感謝するよ。彼ら(ナゲッツ)はカールに対する答えを持っていなかった。カールはこの地球上で最強のビッグマンだ」
クリス・フィンチ・ヘッドコーチも「素晴らしかった。ヨキッチに対するディフェンス、1オン1でもダブルチームでもね。このシリーズではヨキッチを1対1でガードしていた。何度もこれ以上嬉しいことはないし、彼を誇りに思うよ。すべてがうまくいくために彼がした犠牲は、おそらく十分に評価されていないだろう」と称賛していた。
タウンズは今年のプレーオフで全11試合の出場で平均18.8点、9.3リバウンド、2.8アシスト、フィールドゴール成功率51.7%、3ポイント成功率44.0%、フリースロー成功率83.3%を記録(ナゲッツ戦では平均18.6点、9.1リバウンド、3.0アシスト、FG成功率51.0%、3ポイント成功率39.4%、フリースロー成功率79.2%)。
ファウルトラブルで出場時間が制限されたこともあったが、すべてのゲームで2桁得点を残し、長年課題とされていたディフェンスでも1回戦ではフェニックス・サンズのケビン・デュラント、2回戦ではヨキッチというスーパースターを苦しめるなど、成長を見せている。
2015年のドラフト1位で入団し、今ではチーム1の古株となった28歳は、開幕前に「ミネソタで素晴らしいことを成し遂げたい」と語っていたが、役者が揃った今季のウルブズはファイナル進出、そして優勝も手が届く位置にいる。
構成●ダンクシュート編集部
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