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セルティックス指揮官がポルジンギスのファイナル初戦出場の可能性について言及「着々と良くなっているよ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.30

プレーオフ1回戦で離脱してから丸1か月が経過。ポルジンギスはファイナル初戦でコートに立てるか。(C)Getty Images

 5月27日(日本時間28日、日付は以下同)のイースタン・カンファレンス決勝第4戦、ボストン・セルティックスはインディアナ・ペイサーズを105-102で下し、無傷の4連勝でシリーズに決着をつけた。

 スウィープという結果ではあったものの、ペイサーズは21日の初戦、第4クォーター残り8.5秒時点で3点をリードしていた(その後、オーバータイムの末に敗戦)。最後の2試合はオールスターガードのタイリース・ハリバートンを左ハムストリング負傷のため欠きながらも、25日の第3戦では残り2分30秒で8点リード、第4戦も残り8分半時点で9点をリードと、勝機は十分にあったシリーズだった。

 それでもセルティックスは2枚看板の"Jay’s"を中心に勝負強さを発揮。ジェイソン・テイタムがシリーズ平均30.3点、10.3リバウンド、6.3アシストをあげれば、カンファレンス・ファイナルMVPに選出されたジェイレン・ブラウンが同29.8点、5.0リバウンド、3.0アシスト、2.00スティールと牽引役を務めた。

 さらに第3戦終盤に攻守両面でクラッチプレーを決めたドリュー・ホリデーが平均18.5点、7.0リバウンド、5.8アシスト、1.50スティール、第4戦で決勝弾を沈めたデリック・ホワイトが16.8点、4.8リバウンド、6.5アシスト、2.00スティール、2.25ブロック、第3戦で自己最多7本の3ポイントを決めたアル・ホーフォードが12.8点、7.3リバウンド、1.75ブロックと、強力な先発陣が揃って躍動した。
 
 6月6日からホームのTDガーデンで幕を開けるNBAファイナルまで、1週間以上のインターバルがあるセルティックスにとって、気になるのはクリスタプス・ポルジンギスの状況だろう。

 マイアミ・ヒートとのファーストラウンド第4戦で右ふくらはぎの肉離れに見舞われた218cmのビッグマンは、翌第5戦からカンファレンス・ファイナル最終戦まで10試合連続で欠場。ペイサーズとのシリーズ中に復帰する見込みもあったが、結局コートへ戻ることはなかった。

 ただ、29日に地元メディア『98.5 The Sports Hub show』に出演したジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)は、ファイナル初戦でポルジンギスが出場するか問われると、「どうかな。まだわからない」と口にしながらも、ポジティブな進捗状況を語っている。

「彼がコート上で(復帰に向けて)強化しているのは知っている。彼は本当に、ハードに練習へ取り組んでいる。チームとは何度かシュートアラウンドをしているくらいで、まだ何もできていないが、強度を上げて1対1をこなしている。着々と良くなっているよ」
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