今季リーグ最高勝率を残したボストン・セルティックスは、プレーオフに入っても好調を維持している。1回戦でマイアミ・ヒート、カンファレンス準決勝でクリーブランド・キャバリアーズをそれぞれ4勝1敗で撃破すると、カンファレンス・ファイナルではインディアナ・ペイサーズをスウィープで下し、2022年以来のNBAファイナル進出を決めた。
現在のチームはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンのオールスターコンビをベテランのドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、アル・ホーフォードが支え、ベンチにはペイトン・プリチャード、サム・ハウザーらが控える充実の布陣で、ポストシーズン14試合でオフェンシブ・レーティングは16チーム中2位の119.6、ディフェンシブ・レーティングも同3位の108.7を残している。
攻守のバランスが取れたセルティックスだが、ヒートとのファーストラウンドでビッグマンのクリスタプス・ポルジンギスが右ふくらはぎの肉離れで戦線離脱。今季、57試合で平均20.1点、7.2リバウンド、1.95ブロックをあげた28歳のラトビア人は、カンファレンス決勝で復帰が噂されていたが、結局シリーズ全休となった。
ただ、コートに戻る日は近いようだ。ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)は現地時間6月1日(日本時間2日)のチーム練習後に、「彼はチームが行なったすべてのメニューをこなした。明日はさらにハードにいく。今日は中程度の強度だったが、彼はすべてやったよ」と語った。
ポルジンギスの離脱後、先発はホーフォードが務めていたが、指揮官は「彼(ポルジンギス)を効果的に使うのは、彼が偉大な選手で、他の選手と同じように我々のために多くの素晴らしいことを成し遂げてきたからだ」と復帰後すぐにスターティングラインアップに戻す構想を示唆した。
21年にミルウォーキー・バックスで優勝を経験しているホリデーはファイナルを前に、「(チャンピオンになるには)すべてが必要」とチーム全員の力が必要だと切り出し、次のように続けた。
「それは僕が今までやった中で最も難しいことのひとつだ。精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまうからね。(でも)この時点でチームはお互いのことを知り尽くしているから、プレーを実行することが重要。僕にとって最も大きなことは、すべてを出し尽くした後の疲労感だ。コート上ですべてを尽くして戦うことで、勝利できる可能性が高くなると思う」
ポルジンギスにとってファイナルで対戦するダラス・マーベリックスは22年まで在籍した古巣。19年の加入時にはルカ・ドンチッチとの“インターナショナルデュオ”が期待され、2シーズン半で平均20.0点、8.8リバウンド、1.73ブロックをマークした。しかしプレーオフでは2年連続1回戦敗退と結果を残すことができず、21-22シーズンの途中にワシントン・ウィザーズへ放出。言わば“相棒失格”の烙印を押されただけに、モチベーションは高いだろう。
テイタム、ブラウンに次ぐ“第3の男”が万全な状況で復帰し、シーズン中のようなパフォーマンスを披露できれば、セルティックスの16年ぶり通算18回目のリーグ制覇が見えてくる。
構成●ダンクシュート編集部
セルティックスがペイサーズをスウィープし2年ぶりのファイナル進出!カンファレンス決勝MVPは平均29.8点のブラウン<DUNKSHOOT>
「彼はミスマッチを生み出す悪魔」セルティックス優勝のカギを握るポルジンギスを同僚たちが称賛「戦争の準備ができている」<DUNKSHOOT>
ポルジンギスが不発に終わったドンチッチとの"インターナショナルデュオ”を回想「僕はふさわしい男ではなかった」<DUNKSHOOT>
現在のチームはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンのオールスターコンビをベテランのドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、アル・ホーフォードが支え、ベンチにはペイトン・プリチャード、サム・ハウザーらが控える充実の布陣で、ポストシーズン14試合でオフェンシブ・レーティングは16チーム中2位の119.6、ディフェンシブ・レーティングも同3位の108.7を残している。
攻守のバランスが取れたセルティックスだが、ヒートとのファーストラウンドでビッグマンのクリスタプス・ポルジンギスが右ふくらはぎの肉離れで戦線離脱。今季、57試合で平均20.1点、7.2リバウンド、1.95ブロックをあげた28歳のラトビア人は、カンファレンス決勝で復帰が噂されていたが、結局シリーズ全休となった。
ただ、コートに戻る日は近いようだ。ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)は現地時間6月1日(日本時間2日)のチーム練習後に、「彼はチームが行なったすべてのメニューをこなした。明日はさらにハードにいく。今日は中程度の強度だったが、彼はすべてやったよ」と語った。
ポルジンギスの離脱後、先発はホーフォードが務めていたが、指揮官は「彼(ポルジンギス)を効果的に使うのは、彼が偉大な選手で、他の選手と同じように我々のために多くの素晴らしいことを成し遂げてきたからだ」と復帰後すぐにスターティングラインアップに戻す構想を示唆した。
21年にミルウォーキー・バックスで優勝を経験しているホリデーはファイナルを前に、「(チャンピオンになるには)すべてが必要」とチーム全員の力が必要だと切り出し、次のように続けた。
「それは僕が今までやった中で最も難しいことのひとつだ。精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまうからね。(でも)この時点でチームはお互いのことを知り尽くしているから、プレーを実行することが重要。僕にとって最も大きなことは、すべてを出し尽くした後の疲労感だ。コート上ですべてを尽くして戦うことで、勝利できる可能性が高くなると思う」
ポルジンギスにとってファイナルで対戦するダラス・マーベリックスは22年まで在籍した古巣。19年の加入時にはルカ・ドンチッチとの“インターナショナルデュオ”が期待され、2シーズン半で平均20.0点、8.8リバウンド、1.73ブロックをマークした。しかしプレーオフでは2年連続1回戦敗退と結果を残すことができず、21-22シーズンの途中にワシントン・ウィザーズへ放出。言わば“相棒失格”の烙印を押されただけに、モチベーションは高いだろう。
テイタム、ブラウンに次ぐ“第3の男”が万全な状況で復帰し、シーズン中のようなパフォーマンスを披露できれば、セルティックスの16年ぶり通算18回目のリーグ制覇が見えてくる。
構成●ダンクシュート編集部
セルティックスがペイサーズをスウィープし2年ぶりのファイナル進出!カンファレンス決勝MVPは平均29.8点のブラウン<DUNKSHOOT>
「彼はミスマッチを生み出す悪魔」セルティックス優勝のカギを握るポルジンギスを同僚たちが称賛「戦争の準備ができている」<DUNKSHOOT>
ポルジンギスが不発に終わったドンチッチとの"インターナショナルデュオ”を回想「僕はふさわしい男ではなかった」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 熱狂的ファンから名門チームのスタッフへ。18回目の優勝を狙うセルティックスを陰で支える女性データ・アナリスト<DUNKSHOOT>
- 「カイリーは老いてきてるね(笑)」ドンチッチが“最強の相棒”アービングをジョーク交じりにイジる<DUNKSHOOT>
- セルティックスの強さを疑問視する声にドレイモンドが牽制「本当の試練に直面せず、ファイナルへ辿り着くことなんてない」<DUNKSHOOT>
- 「ブロニーはレイカーズで父と一緒にプレーする」ジェームズ親子のLA共闘は“既定路線”とピアースが主張「物語のような結末だ」<DUNKSHOOT>
- セルティックス指揮官がポルジンギスのファイナル初戦出場の可能性について言及「着々と良くなっているよ」<DUNKSHOOT>