NBA

ウィザーズのメンバーが日本のファンへ新年のメッセージ! 負傷でチームを離れている八村塁にもエール

秋山裕之

2020.01.02

今年はオリンピックイヤーだけに、八村には無理をせず万全の状態で復帰してほしいところだ。(C)Getty Images

 1月1日(日本時間2日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは、ホームのキャピタル・ワン・アリーナで2020年の初戦を行なった。

 ウィザーズはエースのブラッドリー・ビ―ルが3試合ぶりに復帰。頼れる主砲が早速27得点、4リバウンド、5アシストをあげたものの、その他の先発陣(アイザイア・トーマス、ゲイリー・ペイトン二世、ジョナサン・ウィリアムズ、イアン・マヒンミ)が計17得点と振るわず、オーランドマジックに101-122と大敗した。

 ウィザーズは控えのジョーダン・マクレーが15得点、7リバウンド、トロイ・ブラウンJr.が14得点、7リバウンド、イシュ・スミスが10得点、5リバウンド、3アシストを記録するも、堅守を誇るマジックのディフェンスの前にフィールドゴール37.9%(33/87)、3ポイント29.0%(9/31)と苦しんだ。

 12月30日のマイアミ・ヒート戦に快勝したウィザーズは、ロッカールームでビールやトーマス・ブライアントといった欠場中の主力選手が駆け付けて祝杯をあげていたのだが、そこに八村塁の姿はなかった。

『NBC Sports Washington』によると、八村は12月16日のデトロイト・ピストンズ戦以降はチームに帯同しておらず、試合だけでなく練習にも顔を出していないという。

 スコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)とトミー・シェパードGMが八村の自宅で話をしたものの、歩くことができる状態ながら、鼠径部にまだ痛みを感じているようだ。

 約2週間後に再診断を受ける予定だと語ったブルックスHCは「精神面では良い兆候を見せていた。我々はできる限り、彼とコンタクトを取り続けるつもりだ」とコメント。そして「彼の熱さ、ゲーム、そして彼の不在を寂しく思っている」と続けた。
 
 それはチームメイトも同様で、スミスは「彼と会えていないから寂しいね。でも(鼠径部は)慎重に対応すべき場所で、今は慎重な対応を求められる状況だ。彼にはしっかりと休んでほしい。100%になって戻ってきてほしいね」と八村へエールを送っている。

 鼠径部負傷後、八村は自身のツイッターでも10日間ほど更新していなかったが、オールスターのファン投票がスタートするとビールに1票入れたり、チームを応援するツイートを投稿。ウィザーズの同僚が日本語で「日本のみなさん(スミス)、新年あけまして(アドミラル・スコフィールド)、おめでとうございます(アイザック・ボンガ)。今年もよろしく(ブラウンJr.)、お願いします(マヒンミ)」とツイートし、トーマスとブルックスHCが日本のファンへ向けたメッセージを送ったツイートにも引用ツイートで対応。

 そして『SoftBank』の新CMや『日清食品』による"地元CMフェス"についても紹介していた。東京オリンピック開催年を迎えたことで、八村は『三井住友銀行』のCMにも登場。年末年始のテレビ番組内でも、八村がクイズ問題になったり、八村のモノマネが飛び出すなど、その影響力の高さを感じさせる。

 NBAのレギュラーシーズンは折り返し地点まであと少し。100%の状態に回復し、再びコートへ立つ八村の姿を見ることができる日まで、楽しみに待ちたい。

文●秋山裕之(フリーライター)
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